こんにちは。板橋妙齢会会長のえがりんだよ。
今日は、我々黄金の液体を愛する(飲んだくれ)が喜ぶ、赤星とは何か?
を通じて、ビールについての備忘録を書いておこうと思う。
色々と入門編程度に書いておくので、
「ビール大好きだけどよくわからん(`・ω・´) 」なんて人にも入門的にいかがだろうか。
もっと知りたかったらググってください(´・ω・`)ケッキョク
(これが赤星)

・赤星とはそもそも何なのかの概要。
赤星(サッポロラガービールが正式名称)
昔から愛されているというイメージのこれ。読み方は「あかぼし」
サッポロビールの前身・開拓使麦酒醸造所から創業翌年の明治10年(1877年)に発売された、
現存する日本最古のビールブランド、とのことで、ほんとに昔からある。
置いている店はかなり限られていて、だいたい綺麗ではない、飲んだくれの愛する店にある。
ちなみに、サッポロのロゴの星は北極星。北海道の開拓使のシンボルが北極星なのです。
・赤星のいったい何が他と違うのかね。
赤星は現在では数少ない、いわゆる熱処理ビールなんだけど、
濾過技術が未熟だった時代に出荷後に勝手に発酵が進まないように熱処理をしていたのが経緯で、
現在の技術をもってすれば、熱処理しなくても酵母が濾過できるので、必要性なし。
その上、熱処理してもしなくても味はほとんど変わらない、らしい。
(ラガーは苦味がウリだが、それは熱処理のせいではなくそういう設計で製造しているから)
・そういえば、ラガーってなんなんだ。
なんとなく、「ラガー=熱処理」と思いそうだが、そうではない!
例えば「キリンラガー」はいわゆる生ビール(熱処理してない)である。
元は熱処理ビールだったが、スーパードライが生をウリに登場、
それに対抗するために生化したことでむしろ客離れして、スーパードライに敗北。
で、「キリンクラシックラガー」はキリンラガーの熱処理ビール時代の復刻版みたいなものなので、
注意が必要だ。(つまり、「ラガー=熱処理」ではない)
・結局、ラガーとはなんなんだ。
最初に言ってしまうと、日本の大手のビールはほとんどがラガービールである。
ラガーは日本では「貯蔵工程で熟成させたビール」と定義されているが、
世界的にはまあ、低温でじっくり熟成させて下面発酵させたものって感じかな。
ラガーの中の一種類がピルスナーで、日本のビールのほとんどがこれ。
つまり、日本のビールはほとんどラガービールということだ。
あえて赤星にそう名づけているのはラガーが当時では新技術だからなんだろう。
(ラガーは温度を一定に保つ技術が確立されれば大規模生産が可能となるので昔では無理)
・じゃあ、ラガーじゃないのは、なんなんだよ。
ラガーの下面発酵に対するのは、そう。上面発酵。
これがエールと呼ばれているもので、ベルギービールなんかをイメージするといい。
大規模施設が必要ないので地ビール改めクラフトビールと呼ばれてるヤツには結構多い。
まあ、冷やせない時代からおいしく飲まれている香り豊か系の伝統的なビールです。
(常温で短期間で発酵させているので、放っておいたらできてたんだろうな)
ちなみに、両方作っているCOEDOで分類してみると、以下のように分かれる。
ラガー(下面発酵)
瑠璃(ピルスナータイプ)
伽羅(オリジナルタイプ)
漆黒(シュバルツタイプ)
エール(上面発酵)
紅赤(オリジナルタイプ・さつまいも)
白(ヴァイツェンタイプ・小麦)
※人気のヒューガルデンホワイトもヴァイツェンタイプ。小麦で仲間。
ビール苦手(苦味、のどごし)な人は、エール系を試してみるといいですよ。
※クラフトビールの定義は人に寄ったり、変化したり、と難しいのですが、
一般的には小規模生産だと思っていれば間違いないです。オフィシャルな定義は、ないです。
・上面発酵とか下面発酵ってなんぞや。
下面とか上面っていうのは、発酵後に酵母が上下どちらに溜まるかという意味合いで、
エールは発酵でめっちゃ炭酸が出るから上に溜まるらしい。
上とか下とかで発酵したわけではなくて結果的なやつなんだな。
・で、結局?
赤星が作られたのは1877年、日本最後の内戦、西南戦争が起きた年だ。
西郷隆盛を想って飲んでもいいかもしれない。
そして、その後139年間、日本の近代化の歴史と一緒にずっと飲まれてきたビール。
ひいじいさんもじいさんも親父も飲んでいたビール。
それが、赤星。
なんかもう、味も製法もどうでもいいですね。
ところで、世間で出回っているほとんどが「生のラガー」ということになる。
瓶ビールしか置いていない店(とんかつ屋とか)で「生」って注文すると、
「うちは置いてないんですよ」「えっ」「瓶ならあるんですけど・・」
というやりとりをすることになるんだが、
中身が生なのは以前から知っていたわけだけど、色々調べてみると、
「ジョッキ=生」というのが世間の認識らしい。
なので、中身が生だろうがなんだろうが、瓶ビールは瓶ビールと注文しないといけない。
余談だが、掃除がきちんとできていなそうな店の場合は
ビールサーバーがちゃんと掃除されていない可能性がある。
味はもちろんのこと、食中毒の可能性もあるので瓶ビールをオススメする。
最近はグルメブロガーなのに盗難自転車の話しばかり書いていて、
日々楽しみにされているお嬢さん方には寂しい思いをさせてすみませんでした。
今日は、我々黄金の液体を愛する(飲んだくれ)が喜ぶ、赤星とは何か?
を通じて、ビールについての備忘録を書いておこうと思う。
色々と入門編程度に書いておくので、
「ビール大好きだけどよくわからん(`・ω・´) 」なんて人にも入門的にいかがだろうか。
もっと知りたかったらググってください(´・ω・`)ケッキョク
(これが赤星)

・赤星とはそもそも何なのかの概要。
赤星(サッポロラガービールが正式名称)
昔から愛されているというイメージのこれ。読み方は「あかぼし」
サッポロビールの前身・開拓使麦酒醸造所から創業翌年の明治10年(1877年)に発売された、
現存する日本最古のビールブランド、とのことで、ほんとに昔からある。
置いている店はかなり限られていて、
ちなみに、サッポロのロゴの星は北極星。北海道の開拓使のシンボルが北極星なのです。
・赤星のいったい何が他と違うのかね。
赤星は現在では数少ない、いわゆる熱処理ビールなんだけど、
濾過技術が未熟だった時代に出荷後に勝手に発酵が進まないように熱処理をしていたのが経緯で、
現在の技術をもってすれば、熱処理しなくても酵母が濾過できるので、必要性なし。
その上、熱処理してもしなくても味はほとんど変わらない、らしい。
(ラガーは苦味がウリだが、それは熱処理のせいではなくそういう設計で製造しているから)
・そういえば、ラガーってなんなんだ。
なんとなく、「ラガー=熱処理」と思いそうだが、そうではない!
例えば「キリンラガー」はいわゆる生ビール(熱処理してない)である。
元は熱処理ビールだったが、スーパードライが生をウリに登場、
それに対抗するために生化したことでむしろ客離れして、スーパードライに敗北。
で、「キリンクラシックラガー」はキリンラガーの熱処理ビール時代の復刻版みたいなものなので、
注意が必要だ。(つまり、「ラガー=熱処理」ではない)
・結局、ラガーとはなんなんだ。
最初に言ってしまうと、日本の大手のビールはほとんどがラガービールである。
ラガーは日本では「貯蔵工程で熟成させたビール」と定義されているが、
世界的にはまあ、低温でじっくり熟成させて下面発酵させたものって感じかな。
ラガーの中の一種類がピルスナーで、日本のビールのほとんどがこれ。
つまり、日本のビールはほとんどラガービールということだ。
あえて赤星にそう名づけているのはラガーが当時では新技術だからなんだろう。
(ラガーは温度を一定に保つ技術が確立されれば大規模生産が可能となるので昔では無理)
・じゃあ、ラガーじゃないのは、なんなんだよ。
ラガーの下面発酵に対するのは、そう。上面発酵。
これがエールと呼ばれているもので、ベルギービールなんかをイメージするといい。
大規模施設が必要ないので地ビール改めクラフトビールと呼ばれてるヤツには結構多い。
まあ、冷やせない時代からおいしく飲まれている香り豊か系の伝統的なビールです。
(常温で短期間で発酵させているので、放っておいたらできてたんだろうな)
ちなみに、両方作っているCOEDOで分類してみると、以下のように分かれる。
ラガー(下面発酵)
瑠璃(ピルスナータイプ)
伽羅(オリジナルタイプ)
漆黒(シュバルツタイプ)
エール(上面発酵)
紅赤(オリジナルタイプ・さつまいも)
白(ヴァイツェンタイプ・小麦)
※人気のヒューガルデンホワイトもヴァイツェンタイプ。小麦で仲間。
ビール苦手(苦味、のどごし)な人は、エール系を試してみるといいですよ。
※クラフトビールの定義は人に寄ったり、変化したり、と難しいのですが、
一般的には小規模生産だと思っていれば間違いないです。オフィシャルな定義は、ないです。
・上面発酵とか下面発酵ってなんぞや。
下面とか上面っていうのは、発酵後に酵母が上下どちらに溜まるかという意味合いで、
エールは発酵でめっちゃ炭酸が出るから上に溜まるらしい。
上とか下とかで発酵したわけではなくて結果的なやつなんだな。
・で、結局?
赤星が作られたのは1877年、日本最後の内戦、西南戦争が起きた年だ。
西郷隆盛を想って飲んでもいいかもしれない。
そして、その後139年間、日本の近代化の歴史と一緒にずっと飲まれてきたビール。
ひいじいさんもじいさんも親父も飲んでいたビール。
それが、赤星。
なんかもう、味も製法もどうでもいいですね。
ところで、世間で出回っているほとんどが「生のラガー」ということになる。
瓶ビールしか置いていない店(とんかつ屋とか)で「生」って注文すると、
「うちは置いてないんですよ」「えっ」「瓶ならあるんですけど・・」
というやりとりをすることになるんだが、
中身が生なのは以前から知っていたわけだけど、色々調べてみると、
「ジョッキ=生」というのが世間の認識らしい。
なので、中身が生だろうがなんだろうが、瓶ビールは瓶ビールと注文しないといけない。
余談だが、掃除がきちんとできていなそうな店の場合は
ビールサーバーがちゃんと掃除されていない可能性がある。
味はもちろんのこと、食中毒の可能性もあるので瓶ビールをオススメする。
最近はグルメブロガーなのに盗難自転車の話しばかり書いていて、
日々楽しみにされているお嬢さん方には寂しい思いをさせてすみませんでした。