【王家の谷② ツタンカーメン王墓】

王家の谷はエジプト観光の中で最も楽しみにされている方も多いと思います。

その中で選りすぐって有名なものや美しい保存状態のものを紹介していきたいと思います。

 


王家の谷にあるツタンカーメンの墓は、貴重な古代遺産の宝庫であったことで有名です。


破られていない状態の墓の封印。1922年撮影。

この結び目を見ると釣り糸の結び目を瞬時にイメージされる方も多いかもしれません。

 


この墓は1922年にハワード・カーターが、ラムセス6世の墓建設のための作業小屋跡の下という非常に見つけにくいような場所から発見したため、第20王朝末期の盗掘や墓の整理を受けずに済みました。

盗掘を受けなかった他の理由として、ツタンカーメンの前の王であるアクエンアテンからアイまでの王が「異端」として歴史から抹消されたので、人々の記憶から消えていたからという説もあります。

 

1922年11月26日、カーターはカーナヴォン卿とその令嬢イヴリン、および多くの人々の前で墓を開封しました。

「はじめ、わたしには何も見えなかった。室の中から逃げてくる熱い空気が蝋燭の火をゆらゆらさせた。しかし、いま、目が光になれてゆくにつれて、室の中の細部が、ゆっくりと、霧の中から浮かび上がってきた。かずかずの奇妙な動物、彫像、黄金。いたるところに黄金のきらめきがあった。しばらくの間、わたしは驚きに打たれて沈黙していた。そのしばらくのあいだは、わきに立っている他の人たちにとっては、永遠の時間のように感じられたに違いない。
カーナヴォン伯が、もうこれ以上は耐えることができなくなって、心配そうに「何か見えるかね」とたずねたとき、わたしには、「はい、すばらしいものが」という言葉を発するのが精一杯だった。」— ハワード・カーター、ツタンカーメン発掘記(上)

 

なお、墓はツタンカーメンが埋葬されてから間もなく、2度侵入され、2度封印されています。



王の棺を囲んでいた一番外側の厨子。カイロ博物館蔵。

ツタンカーメンの黄金のデスマスクが一番有名ですがカイロ博物館にある王の棺の入れ子構造になっている5重の棺の壮麗さに度肝を抜かれました。

皆様もぜひ直接その目で見ていただきたいと思います。

こんなに凄いのかと驚くと思います。


 

二度の盗掘では、王の入れ子になった一番外側にある棺を囲む厨子に通じる封印は解かれていましたが、内側の2つの厨子はそのまま封印されたままでした。

その後は再封印され、2000年以上もの悠久の時の間、ツタンカーメンは眠っていました。

 墓はその小ささや完成後に2度の盗掘を受けたことに加え、大変急いで完成させたことから非常に副葬品が密集していました。

なので、出土品に一つずつ番号をつけていくようなカーターの緻密な記録方式もあり、空になるまでに8年を要しました。

墓の副葬品はすべてカイロのエジプト博物館に運ばれ、一部は展示されているものもあります。

また、副葬品の中には鉄剣もあり当時のエジプトに製鉄技術はまだなかったと考えられており、千葉工業大学の研究グループは、鉄隕石を1000℃以下で加熱して製作したと推測しています。

 


2001年以降の研究によれば、ツタンカーメンが埋葬されていた王墓は、本来宰相アイのために用意されていたもので、ツタンカーメン王墓で見つかった様々な副葬品も、アイのために準備されていたものをいくらかは転用したことが示唆されています。

もともと、ツタンカーメンがアイの働きに報いるために、特別に王家の谷に墓を築くことを許可した墓であったようです。

ツタンカーメンが崩御した時、吉村(1984)によればこの墓はまだ完成しておらず、突貫工事で完成させたという説が有力です。

 


ツタンカーメンのミイラ

ツタンカーメンのミイラは防腐処理の際の樹脂が化学反応によって変質してしまったため、保存状態はかなり劣悪でした。

さらに、発見後、ミイラの包帯が解かれてしまったことも保存状態の悪化に拍車をかけることとなりました。

包帯を解く際にも、多くの外傷がミイラに付けられ、さらには脊椎が切断され性器までもが消失しました。

2005年1月、CTスキャン撮影などによってミイラの調査が行われこの時の貴重なミイラの映像は国際的に注目されました。

調査により死亡推定年齢が19歳であることが明らかになった。

身長は165cm(古代エジプトの成人男性の平均とほぼ同じ)で、体格はかなり華奢であることがわかっています。

死につながる傷が特定されたものの、事故死説か他殺説かの論争に決着をつけることまではできませんでした。

なお、この調査の際に、前述の消失していた性器が無事に再発見されています。

 

 この調査は、ミイラの保存状態が極めて劣悪になっており、従来どおり棺内での保存ではミイラの状態維持は出来ないと結論付けられその結果2007年11月、初めてミイラが一般公開され王墓内の黄金の石棺から、同じく王墓内に設けられた気温や湿度を厳重に調整できるプレクシグラス(軽く透明な合成樹脂)製の展示ケースの中に移され、保存状態が比較的良い顔と足先の部分を覆っていた布は取り外されました。

その後、現在もミイラはプレクシグラス製ケース内にて保存されています。

 

ツタンカーメンの体は包帯が巻かれていたが、その中に大量の護符が織り込まれていました。

首は、多数の真珠の首飾りと20個もの黄金の護符で守られるとともに、翼を広げたホルスを表した大きな喉当てがついていました。

胸の上には5個の胸飾り、これとは別に首飾りと、調査したミイラの専門家が「ツタンカーメンの宝石類をすべて数え上げて説明するにはとても紙幅が足りない」と評しています。

ツタンカーメンの装身具で最も注目すべきものは、上述した古代エジプトでは極めて珍しい鉄製品鉄の刃をもつ見事な短剣も包帯の中にくるまれており、出てきた時、さび一つなくぴかぴか光っていたといいます。

 

もっと驚くことはこのツタンカーメンのお墓が「目立たない場所にあって突貫工事の間に合わせの小さなお墓」だったこと。

若くして亡くなった病弱な王でこの規模のお宝が溢れているという事は・・・他のお墓の盗掘される前の状態はどれほど凄まじかったんだろうと想像してしまいます。

 

弊社でも取り扱いのあるツタンカーメンの香油。

たった19年の生涯で幕を閉じてしまった彼の人生をイメージして作られた香りはエジプト香油としてはとても珍しく意図的に淡く儚い頼りなげで放っておけないような香りに仕上げてあります。

仄かなレモングラスの香りが哀愁すらも感じさせるとても魅力的な香油です。

 


 

 

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