
Roses - Ricoh GX100-
自転車は車道が原則と知り、なおかつそうあるべきであると納得しつつも敬遠したくなるのがが、湾岸道路、すなわち国道357号線の車道。
何しろ怖い。20トン級のトレーラー群が、ひっきりなしに通る道。朝は渋滞、夜は80km以上にスピードでそいつらが走り抜けて行く。普通に車で走っていても、周りを全てデカいトラックに囲まれて恐怖を感じることすらあるような道である。
とはいえ、車道を走る勇気ある自転車もいないわけではない。僕が知る限り、僕と同じ区間(南船橋付近~海浜幕張付近)を357の車道を通勤に使っているのは2台。一台はクロスバイク(Giantかな?)、もう一台はGiosのミニベロの人。クロスバイクの叔父さんについては、1度、夜に見たことがあるだけなので、ほんとに毎日通ってるのか、ほんとに全区間を車道なのかは定かでない。しかし、Giosのミニベロに関しては、間違いなく全区間車道を走り抜けている(スゲェ!)。
一方、357の歩道は比較的自転車が走りやすい。歩道の幅は広めだし、歩行者も比較的少ない。しかし、対向する自転車の数は特に通勤時間帯はそれなりに多く、また、歩行者も少ないとは言え、それなりにいるわけで、そこを走ることは、やはりそれなりのリスクを伴うことも確かだ。
果たして、357の車道はそんなに危険なのか?歩道を走って、対人事故を起こすリスクとて天秤にかけてみた場合、果たしてどうなのか?
論より証拠、ということで357の車道を走ってみる。
感想として、全体としては思ったほど怖くは無いが、区間によってはかなり怖い場所がある。
・怖い場所その1:海老川大橋
357は全体に路肩が狭い。左端の白線は、車道のアスファルトのギリギリの場所に引いてあり、歩道との間のコンンクリートブロックは凹凸が多く、
そこを自転車で走るのは無理(バランスを崩して転倒の危険あり)。それが海老川大橋にかかると、歩道までアスファルトになり、一瞬、あ、これ
走り易いじゃんと思う。それも束の間、その路肩部分には一定間隔を置いて、落とし穴(恐らく水抜き用のドレン)があり、自転車で走破不可能な
状態にしてある。前サス付きのMTBですら、不快だしバランスを崩しそうになるしで、知らずに突っ込んで怖い思いをした。しかたないので、白線
ギリギリを走ろうとするが、ここがまたワダチの頂点になったりしてる箇所があり、これまたバランスを崩しそうになる。で結局、車道にかなりは
み出した状態で走ることになる。要するに、ただでさえ長い上り坂、後ろから20トン級トレーラーのプレッシャーを受けながら、車から見ればノロ
ノロ運転(約時速20km/h前後)を続けることになる。これは、相当に強い心臓と図々しさが必要だ。
・怖い場所その2:若松交差点から千葉方面に向かう道の白線の凸凹
正式名称が判らないが、若松交差点から千葉方面に向かう道の白線上に途中から凸凹が付けてある。はみ出し防止用なのだろうが、自転車にとって
はこれが危ない。前述のように、357の路肩は狭い。必然的に白線上をできるだけはみ出さないように走るのが一番安全に思えるのだが、この区間
に限ってはそれができない。車がこれを踏んでも、ちょっと不愉快な振動、位で済むが、自転車の場合はバランスを崩しそうになる。ここも海老川
大橋と同様に、車道にはみ出して走ることになるが、不幸なのはこの区間、急に交通量が若干減り、結果として車全体のスピードが上がるのだ。
ガラガラになって、車はみんな追い越し車線を選んで走れるような状態になれば良いのだが、そこまでではなく、走行車線と追い越し車線が一斉
にスピードアップするような状態。よって、自転車のすぐ横を、車が時速80km近いスピードですり抜けていくような状態になる。
まぁこんなところだ。要するにどちらも路肩が狭く、自転車が走る十分なスペースが無いことが問題。他にも、全体に交通量は多く、ペースは早く、夜は暗く、と自転車で走ることを敬遠したくなる要素は多い。357というものが、典型的な車専用道路として設計された結果、ということなのだろう。
結論として、357は自転車には走りにくい道路であることは確かだ。そうは言っても、自転車人口が増えつつある昨今、いつまでも歩道に押し込めているわけにも行かないのではないか?仮に357の歩道を走る自転車が増え、事故が多発するようになったら、どう対応するつもりなんだろう?自転車は車道を走れ、なんて、今の357の状態では、とても言えない気がするのだが。
僕個人としてはどうしてるかというと、車道と歩道の併用、である。極力車道を使うことにして、前に挙げた2区間はやむを得ず歩道を使う、もしくは別ルートを使う、ということで妥協している。
また、夜の自己防衛策として、ヘッドライトは点滅式の簡易ライトと明るい前照灯を併用、テールランプは3つ同時発光、カバンはリフレクタ付き、ヘルメットにも反射テープをべたべたと張りまくることでとにかく目立つようにしている。それでも大型の長距離トラックなど、最近は酷使されている人が多く、居眠りでの事故なども増えているようなので、やっぱり怖いには怖い。