
ーお地蔵さんー Ricoh GX100
車を買った。マツダのアクセラだ。およそ8年ぶりの新車購入ということになる。
きっかけは、今の愛車に傷を付けてしまったこと。いや傷どころではない。ドアごと交換するほどの破損だ。その修理が思いの他高かった。
アテンザスポーツ23S(MT仕様)は、もともと10年は乗るつもりで吟味して買った車だった。予定ではあと2年乗るつもりだった。しかし、当時とは時代が大分変わってしまった。さほど気にしてなかった燃費が、今は気になるようになった。さらに来年は車検で、タイヤもそろそろ交換が必要・・・もろもろ考えると、ここ半年ほどで50万程の負担が必要になることが判った。
そう考えると、やっぱり新車にした方が良いかも、という話になったのだ。
今買うなら、やっぱり少しはエコな車がいい。アテンザは、2.3Lだが、意外に燃費は悪くない。意識して走れば、街乗りで9km前後、遠出すれば、12km前後は走る。まぁ、そうは言っても今時のエコカーに比べれば全然であることは間違いない。今や国産車では希少なハイオクだしね。
で、真っ先に思い浮かんだのはDEMIO Skyactiv。ガソリン車ながら、リッター30kmという驚異的な燃費を誇る車だ。ちなみに、ハイブリッドは最初から眼中に無い。半端な過渡的な技術だと思ったし、車としての魅力に欠けるものばかりだから。プリウスにしてもインサイトにしても、もう少しなんとかならんのかと思う。本当を言うと、次に買い換える時は電気自動車かな、と思っていたのだが、車自体もインフラ部分もまだまだ未成熟なので見送り。リーフなんかデザインも悪くは無いんだが。それこそ2年後ならどうだったか、気になる。
で、早速、ネット経由でDEMIOの試乗予約する。
当日迎えてくれたのは、新人営業マンのS氏。後で聞いたら何と1年目の新入社員。ちとたどたどしいが、初々しさと爽やかさが好印象。
信号の多い街中の運転のみだったが、試乗の印象は悪くない。ブレーキも一昔前のAT車にありがちなカックンも無い。あくまで街乗りでだが、アクセルも自然で、もたつきも感じない。ハンドリングはアテンザに比べるとダルい印象だが、初代アテンザがクイックと言われてるので、むしろこちらの方が素直なのかも。ちなみにi-DMの結果は4.7。初めて乗ったにしてはまぁまぁといったところか??(ヤハギよりは良く、オギよりは悪い)
ということで、印象は決して悪くは無かったのだが、やはりちょっと小さいのが気になる。問題は後部座席とトランク。特にトランクは、今の鬼のように広いアテンザのトランクが、ほぼ一杯になる状況を考えると、DEMIOの狭いトランクルームでは、正直どうにもならない気がした。後部座席も、子供がどんどん大きくなる状況を考えると、DEMIOの後部座席に押し込むのは、いくらなんでも横暴な気がした。こう考えると、本来なら、PREMACYやMPVみたいなミニバンタイプの車を考えるべきなのかもしれないが、そこは僕の美学から、かなりずれてしまう。基本的に僕はスポーツカーが好きなのだ。少なくともスポーツカーの雰囲気が感じられる車がいい。
そこで、考えたのが「アクセラ」だった。国産のこのクラスには無い、スポーティな外観、しっかりしたボディと足回りが、何と言っても魅力。アテンザよりは小さくなるが、トランクも後部座席も、やりくりでなんとかなりそうな大きさ。
2.0LのSkyactivに魅力を感じるものの、かつてのように、走るためだけに出かけるなんてことも全く無くなり、週末のお買い物+年に数回の旅行で使うだけ、しかもちょっとスピード上げると隣から肉声による警報がなる、という状況を考えると、1.5Lでも十分に思えた。CVTなのに一応7速マニュアルモードも付いてるしね。ちなみに、僕は今までマニュアル一筋。まぁ今となっては、僕にとって、かつて車に求めていた「走る快感」は、今やその役割のほとんどを「自転車」が担いつつあるというのも大きな要因ではある。
スポーツかセダンかも迷うところだが、僕の好みからすると、断然セダンだ。セダンというと親父くさいイメージだが、アクセラの場合、むしろクーペと言いたくなるような流麗なデザイン。それにセダンの方が若干トランクルームが大きいというのも大きなメリット。その分、全長が5cmほど長くなるが、まぁ大勢に影響は無いだろう。
そんな訳で、今うちの駐車場にはアクセラ君が鎮座つかまつっている。
実のところ、試乗もせず、この色(インディゴマイカ)、この形(セダン)の実車も見ないままに決めてしまった。特にボディカラーについては、気に入らなかったらどうしよう、という不安もあった。でも、実車を前にして、それはどうやら杞憂だった。実に奇麗な色だ。後で聞いたら、営業のS氏もこの色が出るのを見たのは初めてとのこと。あまり出ない色らしい。というか7色あるうちの7位らしい。それを聞いてますます気に入った。
見た目はやはり今までに比べると一回り小さく、なんだかかわいらしい。吊り目の顔立ちが、子供が背伸びしてるみたいに思える。とはいえ、これでも3ナンバーの大きな車なのだ。今までが、相当でかかったのでそう感じるのだろう。
シートの座り心地はなかなか良い。アテンザよりもかなり固めでホールド感が強い。ある程度長距離を乗ってみないと判らないが、これは期待できそう。実はアテンザでは長距離運転後の腰痛が悩みだったのだ。ハンドルもチルトに加えテレスコピックも加わったので、ポジションが取りやすくなった。これだけでアテンザでの不満が一気に2つ解消された。
インパネ周りに時代の流れを感じるのは、デジタル表示が増えたこと。燃費計やら、ECOドライブのゲージやら、オーディオやエアコンの表示やら。メーターは、黒い文字盤に白い文字でごく普通のデザイン、今までのオレンジに見慣れると、これまたなんだか新鮮。オーディオは、いろいろあった末、純正オーディオにしたが、やはり全体の雰囲気にマッチしていてなかなか良い。ハンドルに付いてるリモコンは、アテンザの場合、チューナー選局ボタンが上方向しかなかったが、下方向も付いて、より便利になった。
エンジンの始動はボタン一発。ドアロックも横にあるボタンを押すことで解除。ロック解除からエンジンの始動まで、ポケットからキーを出す必要が無くなる。これは楽だ。
AT車だが、クリープ現象が控えめなので、MT乗りには逆になじみやすく感じた。ブレーキを離すだけで勝手に進みだすのは、前から違和感があった。街乗りでは、パワー不足は特に感じない。発信時にECOゲージをキープしようとすると、流れからやや遅れ気味にはなるが、交差点の多い街中じゃ、どうせすぐに追いつく、前にいる車が吹かし過ぎなんだよ、なんて感覚になるから不思議だ(MTで回しまくって走ってた奴の発言とは思えん)。このECOゲージ、確かにこれがあると、アクセルの踏み込みが控えめになる。瞬間燃費で1.5km/lなんてのが出たりすると、控えたくもなる。でも表示に気をとられて、前方不注意にならないように気をつけないといけないな。
エンブレが利きすぎるなんてコメントもあったが、僕的には特に違和感が無く、むしろもっと利いて欲しいときもあるくらい。この辺は、MTで普段からエンブレを意識的に駆使して運転していたので、AT限定の人とは感覚が違うのかも。
早く高速とか山道を走ってみたいところだが、今のところ、出かける暇が無いな・・・年末年始にどっか行けるといいな。