スタート位置につき、ポーズを取る前の息を「ふーっ」と抜くこの仕草。
会場でもはっきり何をしているかが分かり、もしかして緊張してるのかな?と心配に(^^;)

ですが今考えるとあれは小塚くんが今シーズンに向けて覚悟を決めた瞬間なのかな、と思います。
その辺はまた後ほど。

「風の伝説」冒頭の重厚なピアノから演技を開始。
リストやフリフォーにもありましたが、去年辺りから小塚くんは目を瞑って滑ることが増えた気がします。
演技や曲に酔っているというより、滑ることそのものに浸っているようなこの表情は好きです


無音の中、目を覆ってツイズル

そして祈るような動きでひざまずきます
ここの流れはいいですね~(^^)
何かが始まりそうな予感のする振り付けだと思いました。
特にツイズル、音が一瞬無くなる部分を小塚くんのスケートが埋める感じで、
曲とスケートが会話してるみたいに見えました。
そこから4回転へ。残念ながら今回は転倒&アンダーローテッド判定。
次に印象的な振りはこちら?

両腕を拡げて空を見上げる。
小塚くんのスケートからは風を感じるという人が多いですが、この部分はまさに鳥のようですね。
そこから3A(軽々)、3Lz+2T、スピンへと続きます。
この流れ、振り付けとしては結構綺麗なんですが、エレメンツがリストと全く同じなんですよね。
特にスピンはキャメル⇒シット⇒アップライトの形がほんとに同じ。
う~ん、折角スピンが得意なのですし、
たまには違う組み合わせや姿勢にしてもいいんじゃないかな~、などと思ってしまいました。

スピンの後には祈りのポーズが。
今回のプロはやはりそういうテーマで来るのかなぁ?

ここからは私がちょっと・・・と思ったところ。
音楽がランランララ♪のレクイエムに変わり、cistに入ります。
曲の入り方も少し唐突な気がしましたが、さらに気になったのは振り付け。
何となく細切れというか、軽やかすぎるように見えました。
リストのcistが彼の持ち味である流れのある滑りを生かした素晴らしいものだったというのもあり、
ちょっと消化不良な印象を受けました。

このジャッジアピールの場面も少し違和感があるかな。

cist終わりの方でやる「走るポーズ!」みたいな所は可愛くて好きです(笑)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
演技も後半に入ります。
3A+2T+2L(ur)、スピン、ウォーレイからの3Fとしっかりこなしていく小塚くん。
3Aからの3連はちょうど目の前でしたので手に汗握りました!
決まったときは思わずよし!とつぶやいてしまった(^^;)
3Fから次の3Lまでの繋ぎでターンするこの動き。

好きなんです♪
やっぱり小塚くんには伸びやかな動きが似合います。

そしてこのターンの直後、小塚くんジャッジに微笑みかけてるんです

それに気が付いてよく見直してみると、プロのあちこちで表情の変化を出していました。
小塚くんが微笑みながら踏んでいるのなら、
弾んだり飛びあがったりする動きが多い、あのcistの振り付けはむしろ正解なのかもしれません。
まだ滑り込みが足りないのは明らかなので、スケアメで見たら全然違う印象になりそうですね。

3Sを飛び、曲が風の伝説に戻る時のこの何かに手を伸ばすような振り。
こういう表現も本当に上手くなったと思います。
イーグルから3Lz+2T(多分本当は3Tですよね)
そしてコレオステップへ。
ここの入り方もリストを思い出してしまうのですが、
小塚くんの表情を見ると違うものに見えてくる不思議(^^)

コレオステップでは珍しくつまずく場面が。しかもジャッジの前

靴を変えたばかりで合っていないという話もありましたし、絶好調ではなかったようですね。
最後はコンビネーションスピン、そしてフィニッシュ!!

終わり方はいいですね~。小塚くんはスタイルがいいですし、こういう体勢が似合います(^^)
そして滑り終えた直後のこの表情


小塚くんとしては何かを掴めた、そんな表情をしていますね。

先ほどから表情の話ばかりですが、
リプレイのこの映像からも今シーズンの小塚くんの方向性が分かる気がします。
「形だけでない、自分の心からの表現を育てていく」
小塚くんはここ数年取り組んできた表現力向上のプロセスの中、
一番大事なのは自然に湧き出る自分の感情だということを感じたのではないでしょうか?
もちろんその感情を見る人に伝えるには表現のテクニックも大切です。
でも、まずは自分の感じたままに滑りたい!
そういうシーズンなのかな?と思いました。
(それをしないで銀メダリストにまでなったというのもすごいですね
)実は会場で見た私の第一印象は「ずいぶん荒ぶってるなぁ^^;」でした。
今思えば小塚くんは自分の思うままに、勢いにまかせて滑っていたのですね。
振りにリストの影があっても曲の編集が気になっても、先シーズンとは何かが違うと思わされたのは、
その辺りの気持ちが違ったからだったのでしょう。
JO後のコメントからもそれが読み取れました。
- 小塚、今季のチャレンジは「好きな音楽で心から感じた事を表現(スポナビ) -
「(今シーズンのチャレンジは)好きな音楽で、心から感じたことを表現するということを1シーズン積み重ねていきたい。
そこを大事に、ベースとしていきたいです。(技術的な面は)シーズンを追っていくにつれて、ジャッジの傾向を見極めながらできたらいいなと思います。
(フリープログラムは)自分が気に入って、音楽を聞いて気持ちいいと思った曲で滑らせてもらっているので、その気持ちを前面に出して、感じるままを滑っていきたい。壮大な曲なので、自分自身が追いつけていないのですが、これから練習をこなして、音楽を聴いて感じるものを出していきたいです」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111001-00000033-spnavi-spo
今シーズンは4回転も必須ですし、本当に大変なシーズンになりそうです。
でも小塚くんは今まで以上に大きな階段を上ろうとしている、
そこでもたつくにしても順調にいくにしても、とにかく応援し続けたいと思います!!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
演技後にはキスクラで美姫ちゃん&明子ちゃんの間に。
タオルで汗を拭いてもらったり、ジャージの乱れを直してもらったりと、弟キャラ全開でした

演技と素のギャップが・・・(^^;)まあそこもいいんですが♪
点数は148.21、ちょこちょこ取りこぼしていたようなのでTESはいいとして、
ちょっとPCSが低いかな~という印象。
今回はまだ曲との一体感という意味でかなり厳しかったですし、仕方ないですかね~


小塚くん的には「まあまあ」だそうです。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
『ファンタジア・フォー・ナウシカ』
今までになく手ごわいプログラムになりそうですが、
そこに挑戦していこうと決めた小塚くんの覚悟を信じて見守ろうと思います(^^)