もう何度も紹介しているジュデイ・ガーランド。
幼い頃から天才的な歌唱力を持っていましたが、
30代に入った辺りからより歌に深みを増したように思います。
実生活での辛い経験(複数回の結婚・離婚、仕事上で続発したトラブル)が、
彼女の歌に聴く人を圧倒する迫力を与えたのかもしれません。
リアルタイムでは触れられなかった彼女の歌声ですが、
録音という技術のおかげで現代も耳にすることが出来ます。
本当に幸せなことですね。
ということで、今回は円熟期の彼女の代表作『スター誕生 A Star is Born』から
何曲かご紹介します。
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飲んだくれの大スター、ノーマン・メインは、
あるショーで出会った駆け出しの歌手エスター(ジュディ)に才能を見出します。
”Gotta Have Me Go With You”
軽妙なショーナンバー。彼女はドラマティックな歌が得意ですが、
コメディエンヌの才能もすごく高かったんですよね。
”The Man That Got Away”
多くの歌手が歌っている名曲。
ジュディの歌ったものは中でも代表的です。
メインの読みは当たり、売れっ子になっていくエスター。
それと反比例するように酒に溺れ落ちぶれていくメイン。
立場が逆転した2人でしたが、次第に強く惹かれあっていきます。
そしてエスターは長年の恋人に別れを告げ、メインの元へ。
幸せな2人を象徴するかのように、美しく優しい楽曲が歌われます。
”Here's What I'm Here For”
この場面でメインはエスターにプロポーズ。
2人は正式に夫婦になります。
”It's A New World”
新婚旅行先?のモーテルで、ラジオから流れるエスターのヒット曲。
それを彼女はメインだけのために歌います。
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しかし幸せな生活は長くは続かず、メインのアルコール中毒はひどくなっていきました。
そんな彼を気遣いながらスターとして歌い続けるエスター。
彼女の気持ちが分かると同時に憐れみをかけられているのか、と酒に溺れるメイン。
けれども彼女のために何とか立ち直ろうと酒を断つ努力を続けました。
そんな時、偶然会った昔の知人から心無い言葉が・・・。
メインは暴力をふるい警察へと連行されてしまいます。
自分の存在はエスターにとって重荷になっている、そう感じた彼。
自宅に戻ると、彼女に思い出の曲It's A New Worldを歌ってくれと頼みます。
そして大好きだった彼女の歌を聴きながら海へと一人向かうのでした。
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メインの死から何もする気が起きず、家にこもっていたエスター。
そこに昔の恋人であり今は友人のダニーが、出演予定だったショーに行こうと訪れました。
ここから一歩も動かない、明日もその次も!という彼女にダニーは訴えます。
「君の存在こそが彼の生きた証なんだ!」と。
彼の言葉に押し出され会場入りしたエスター。
そして震える声で観客に挨拶します。
「Hello evryone・・・・This is ・・Mrs.Norman Maine」
楽曲の紹介というより映画の紹介になってしまいました

この映画は3時間と長かったせいか興行的にも失敗とされていますが、
ジュディはもちろん、メイン役のジェイムズ・メイスンの演技も素晴らしく、
胸の奥まで染み込んでくるような映画だと思います。
所々に散りばめられるジュディの歌はまさにその時の彼女の心そのもののよう。
彼女の魂を揺さぶるような歌声は何度聴いてもその度に感動を覚えます。
最後に、映画の中盤で歌われるショーナンバーを。
一バックダンサーがスターになっていくまでを歌い上げている曲。
”Born In A Trunk”
物心ついた頃には姉と一緒に歌っていた生粋のショーマン、ジュディにピッタリの曲です。