「あら、尖端的ね。大正末・昭和初期の都市文化と商業美術」に行ってきた。
戦争を知らない僕にとって、今から約80年前の大正時代を身近に感じ、そして知る良い機会となった。
大正時代は1912年から1926年の15年間である。そしてこの間に第一次世界大戦(1914年から1918年)、関東大震災(1923年9月1日)があった。
また、米騒動を契機とする大正デモクラシーと呼ばれる政治運動の結果、アジアで最初の普通選挙が実施され、政党政治が成立した。(同時に治安維持法が制定され、共産主義への弾圧が行われた。)
今、サブプライムローン問題に端を発する、世界金融危機の状態にあるが、この時代は第一次世界大戦の特需による好景気に沸き、そして戦時の過大な設備投資による不況に苦しみ、その辛い状況に関東大震災が追い打ちをかけた時代であった。
そんな時代の世相を紹介する展覧会であった。
チラシでは、「モダン」や「尖端」の語が流行し、新たな都市文化・消費文化が成熟をみせた時代です。と紹介されている。
展示内容:
・マグニチュード7.9の大震災の後、バラックの装飾を通して、芸術を問うとし、活動したバラック装飾社の仕事。
・資生堂、ライオン、花王、松坂屋など今も経営を続けている企業の資料。(松坂屋のマンガ、ライオンの歯磨きの宣伝(時代の尖端は夜、ねる前の歯磨)、どこかのマッチ箱のデザインなど)
・その頃の人々の服装や髪形、イスのデザインなど生活を知ることのできる資料。
ほか
1925年、当時一番の都会であった銀座において「洋装」の女性は1%で、99%は「和装」であったとのこと。(和装に新しいデザインが取り込まれてはいた。)
展覧会紹介冊子では、最後に「ものが溢れ、広告宣伝などの付加価値によって、次々と新しい流行が生み出され消費されていく現代の私たちの生活。その原点は、この大正末・昭和初期の時代に見出されるかもしれません。しかし、そこには、今以上に新しいものをつかもうとする強い希望や夢があったように思われてなりません。と締められている。よくわかりませんが、そうなのかもしれません。
いずれにせよ、大正末、1925年前後の都会の雰囲気を感じることができました。(ちょうどこの頃カラー写真が撮れるようになったようだから建物、町の風景などのカラー写真が見られるとよかったな。)
今、大河ドラマで放送されている天地人を読んでいる。近日中に戦国時代以降の歴史を物語的に勉強しようと考えている。

