公社職員(会計課勤務)が公金を横領し、罪に恐怖心を抱きながら、お金を浪費する生活を送る。
そんな生活の中での心の動きを表現している。
タイを中心に物語は構成されており、登場人物は片桐、ミント、武志、野上ほか
スタートで状況を理解しない夫婦を批難していた自分が、最後に状況と人の気持ちを考えない行動をし、痛い目に会い、自分も同じだと気づく。(ムエタイの試合で負けた弟に殴られた。)
さらに、気づいても、相手に配慮した言葉を発せられず、これまでの関係を壊し、気持ちを台無しにして別れている。
飛行機の中では、自己中心になり、すぐには公にならないだろうという現実逃避を含め、終わりを迎えている。
よくよく状況、人の気持ちを考えて行動をする必要があるということを感じさせられた。(思っていてもなかなか実践できないとも作者は言いたいのかもしれない。しょせんよそ者だよといいたいのかもしれないが。)
自分は昔、恥はかき捨て的な、現地の人に世話になる旅行をしたことがあり、そのことを思い起こした。
気になったところ
・嘘って不思議だと思いませんか?嘘ってつく方が嘘か本当か決めるもんじゃなくて、つかれた方が決めるんですよ、きっと。もちろん嘘をつく方は、間違いなく嘘をついているんだけど、嘘をつかれた方にもそれが、嘘なのか本当なのか決める権利があるっていうか。
お金で繋がった縁の、お金で楽しみを買っている状態での、楽しければいいじゃん、騙されてても自分が納得いっているならば、満足しているならばそれでいいじゃん。という考え。
シチュエーションに応じて使いわければいいのだろう。
タイでの歓楽においてピタリと当てはまる感じを受ける。
・タイ国は馬鹿を相手に稼ごうとしている所ある。
・信じたいところだけ真実で、信じたくないところはすべて嘘だという世界。存在するわけないだろう。
・劇的な出会い方をしたわけではない。その後、ドラマティックな出来事があったわけでもない。深夜勤務のシフトが重なり、交わす言葉が多くなり、気がつけば麻衣子のことを考える時間が増えていた。仕事を終えてアパートに帰ると、彼女の笑顔をふと思い出し、その日がとても良い1日だった気がするようになっていた。
多くの人はこんな感じで結婚するのだろうと思った。
今、自分が恐怖心、嫌気、不安を抱くことって何だろう。
・過去の自分の仕事を間違っているとされること。
・人に嫌われ、目の敵にされること。(特に職場で)
・辛い生活環境(守るべきものの重さ含む)、仕事環境(仕事量含む)になること。
・健康でなくなること。
・経済力の不足。
・人の心を傷つけること。
・老い。