地上に落ちた天使 | 天国注射の夜 @EGO

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2019.9.26 校正・編集済

 

 

 

 

 

 

今回はアタシらが愛するロザリア・ロンバルドのお話。

 

まずは主幹が書いた以前のブログを読んでね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロザリア・ロンバルドについて、大体分かって頂けたと思います。

 

 

今回、ロザリアを収めた美しい動画を紹介しようと思って探していたんだけど、

 

 

「ロザリアが目を開けた」などという動画が少なからずありました。

 

 

今回はこの噂(というか、デマ)について、ロザリアを愛するアタシらの

見解を書いておきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上のふたつの動画以外にもYouTubeにはこのテの動画が大量に出回っています。

 

この種の話は、江戸時代だかの掛け軸に描かれた幽霊の目が開いただの、

聖母マリア像の目から涙が流れただの、古今東西よくある話なのですが、

アタシらの愛するロザリアがこのような形で冒涜されるのは許せません。

 

当然、主幹もこれらの動画の存在は知っていたのですが、

「懐疑するレベルでもない」と、あえてブログでその種の話には

触れなかったそうです。

 

 

 

 

 

そこで、前回のブログ「失われた宇宙飛行士」を主幹に褒めてもらって調子に乗ってる

みこが、分かっている範囲で「懐疑」したいと思います。

 

 

 

 

 

ロザリアをエンバーミング(死体の保存処理)したアルフレード・サラフィアは、

独自の方法でロザリアを保存する事に成功しました。

ただし、極端な秘密主義だったため、その保存方法は長年不明だったそうです。

 

 

現在分かっている調査によると、顔を生前と変わらないようにふっくらと保つために、

顔面にはパラフィンが注入されており、

他にはホルマリンやグリセリン、塩化亜鉛などが使われているそうです。

 

 

確かにロザリアを下方から捉えた写真や動画を見ると、

半目を開けているように見えるものがあります。

 

 

専門的な事は分かりませんが、

以前、弟が亡くなった時、とても印象に残っている事がありました。

 

 

火葬される前に、弟の顔を撫でていて、その手が瞼に触れた時、

閉じた瞼の中が柔らかくなっていました。眼球の固さはもはやなく、

中の眼球はなくなってしまっているかのようでした。

エンバーミングの時点で眼球を取り除いていたのかもしれません。

 

 

現在のエンバーミング処理では、遺体の目の中に、ガラス玉のような物質を入れて

形を整えているというような事が書かれている本を以前読んだ事がありますが、

おそらくロザリアも眼球はなくなっているか、何か代わりの物が入れられていると思います。

 

 

もっともそれ以前に、現在のロザリアは、全身が石のように硬直している状態であり、

当然、筋肉を動かす事などできる訳もなく、「目を開く」行為など不可能なのは明白です。

 

 

目を閉じている時と開けているとされている写真を

比べると、微妙に角度が違う事が分かります。

 

 

固定された連続写真ならまだしも、

このようなアングルの違った写真を並べられても説得力はありません。

 

 

おそらく、角度の違いによる陰影によって、目が開いているように見えているだけか、

単純な写真の加工に過ぎないように思います。

(下方から撮った写真を見ると、目は完全に閉じていないようにも見えますが、

実物のロザリアを見た事がないので、確証はありません)

 

 

動画ではロザリアがゆっくり目を閉じるような加工がされていますが、

こんな事はあり得ません。

 

 

逆に言うと、現在の技術ではこんな編集加工が簡単に(素人でも)できてしまうという事です。

 

 

また、こんなファンタジーで簡単に騙されてしまう人も(古今東西)多いという事です。

 

 

 

 

 

 

 

次に上の動画でも紹介されている、ロザリアが目を開けているとされる写真についてです。

 

 

 

 

 

 

 

 

これはイタリアの新聞に載ったモノのようですが、インチキ写真である事は明白です。

(現在、このインチキ記事の出典をを調査中ですが、低俗なタブロイド紙だと思われます)

 

 

この写真はロザリアではありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはロザリアを真上から撮った写真。

 

 

ロザリアは首を右側に若干傾かせており、

顔はやや下向きの状態で安置されています。

 

 

ロザリアの様々な角度から撮られた写真をコレクションしていますが、

見慣れたアタシから言わせてもらうと、まず顔が全然違います。

 

 

ロザリアの特徴である長いまつ毛が見あたらない事。

眼球がある事(瞳孔がハッキリ確認できる)

眉毛や鼻の形も違う。これはまったくの別人です(絵のようにも見えます)

 

 

インチキ写真では、3枚とも顔の角度が微妙に違います。

これは撮影アングルの違いではなく、自ら顔を動かしているように見えます。

特に3枚目ではハッキリ視線をカメラに向けているのが分かります。

 

 

上に記したように、カチカチに硬直したロザリアが、

(たとえ奇跡が起ころうが、霊的パワーによるものであろうが)

身体を動かす事など不可能です。

 

 

第一、この角度から撮影したとすると、ズーム以外の方法では無理で、

カメラをここまで近づけるのは、棺桶が密閉されているため不可能です。

仮にズームで撮っていたとしても、顔全体を収めないのは不自然で、

目元部分だけトリミングして公表しているのは何故なのでしょうか?

 

 

オリジナルの記事を見ていないので、写真からのみでしか判断できませんが、

もし公表されている写真がトリミングされた部分だけだとしたら、

信憑性などまったくないと言っていいでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

たった二年の命で亡くなった幼女をネタに、インチキ動画を作って、

ただ再生回数だけが目的でUPする輩。

 

 

 

それを「心霊現象」だとか、「奇跡」だとか言ってるビリーバーたち。

 

 

 

実物の遺体を使って捏造をおこなうとか、注目を集めようとか、

超常現象にしろ、オカルトであるにせよ、やっていい事と悪い事がある。

 

 

 

死者を冒涜する行為は許せない。

 

 

 

寝た子を起こすような事はやめなよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

本人の意思に関わらず、ロザリアの亡骸が現在に至るまで公開されている事が

果たして良い事なのかはアタシには分からない。けど、彼女が晒される事で、

こんな根も葉もない話が作られるんなら、一般公開なんかしないで、

もう静かに眠らせてあげてほしい。

 

 

アタシがロザリアやったら、

こんな汚い野蛮な世界で、何世紀も亡骸を見世物にされるのはイヤ。

記録も記憶も残さず、跡形もなく消え去りたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

ロザリアは地上に落ちてきた天使。

 

 

何かの間違いやったから、天国へ帰ったんや。

 

 

もう二度と、こんな醜い世界に落ちてきちゃアカンよ、ロザリア。