先日の振り換え休日

のんびりしたい所ですが、地域活動の研修旅行に参加しました。

仕事に行くよりは、少し遅い出発ですが集合場所に早めに着くように家をでましたが、すでに3人着いていて四方八方から集まって来ました。予定のバスより、バス会社の都合で大型バスが配車されて、2人掛け座席を一人で使う!とても贅沢な待遇でした。座席はくじ引きで決まり、真ん中の右側。荷物を手元に置けるって素敵…(笑)

バスの中での定例会とDVD研修!午前中①“消費者トラブル”への対処②安全な住居防災防犯…誰もに必要な知識です。

悪質な勧誘電話で商品契約、訪問販売での契約。健康を配慮したと謳っている寝具やサプリメント、床下点検・屋根瓦点検・不用品回収など…心理に付け込み、親切に優しい対応なので“契約”していまい、高額支払いに戸惑う高齢者が増えています。関連商品まで購入してしまう多重契約することもあります。冷静な判断と断る勇気が必要ですが、契約してしまっても“クーリング・オフ制度”があるので、条件に会えば制度が使えます。不用な時には「お断りします!」が効果があるそうです。


途中のPAでの休憩を経て…メインの研修施設《富岡製糸場》に到着です。



明治になり、海外との交易の為にも“家庭での手作業”であった生糸作りを、工業化するためにフランスから技術を取り入れて…建屋を建て指導者を招き、創業を始めました。官営なのでフランスの働き方に習い、日曜日休み・7時間45分労働で運営されていたそうです。良い待遇ですね。働き手(工女)は、武家の子女たちで技術を習得して、その後設立された各地の製糸場の指導者となりました。工女たちは、余暇の時間に読み書き・算術・洋裁・和裁・お茶・お花などの手習いもしていました。費用は会社負担だったそうです。

フランスの技術者たちが帰国したあとは、三井家が引き継ぎ“原公社?”が管理し、その後“片倉工業”が合併して引き継いでいます。創業を停止した後も、施設の管理をし、世界遺産(産業遺産)となりました。この片倉工業には友達が勤めていました。


余談になりますが、私は勤労学生でしたので、企業に勤めながら大学へ通っていました。会社で寮生活です。業種は異なるけれど、寮には富岡製糸場の手習い制度を手本とした、和裁室や洋裁室等が残っていました。先輩方の中には、技術を習得して自立した方々多かったそうです。私の時には、大学の〈幼児教育学科〉への進学でした。特別カリキュラムが組まれていたので、働きながらでも多くの実習も出来、幼稚園教諭免許と保育士資格(免許)を取ることが出来ました。片倉工業の友達も別の企業の友達も同じクラスです。苦労もしたけれど、楽しい思い出もたくさんあり…有意義な年月を送ることが出来ました。今でも、結び付きは強いし、困難を乗り切る力があり、めげません(笑)私たちの卒業のあとは、〈幼児教育科〉〈栄養士化〉のどちらかを選択して学んでいたそうです。その後は企業が勤労学生の支援はなくなりました。教育環境が良くなった!ってことですね。


富岡製糸場を見学中に、仲間と映画「あゝ野麦峠」の話しになりました。私は、高校の時に学校の視聴覚学習として、映画館が貸し切りになり視聴しました。大竹しのぶさんが主演だったと思います。確か長野の製糸場の話しだったかと…農村からの出稼ぎで飛騨の山を越えた女の子たちが、仕事しています。良い生糸を取る事が出来れば待遇は良い。質の低下した生糸しか取れないと待遇は悪い!玉の輿に乗れた工女もいれば、病気になり故郷に戻る工女もいる。中には、自ら命を絶つ工女もいました。

富岡製糸場とほぼ同時期に創業開始されたのに、大手と中小企業では大きな差がありました。女工哀史の世界です。


日本の近代化…多くの悲しい事実もあります。先代の方々の努力が現在に繋がっていることを、次世代にも伝えていかなければなりませんね。一度は見学されると良いかな!と思います。富岡製糸場では「製糸場だより」が発行されていて、最新版が見学コースにも置いてありますが、Webでも見ることが出来ます。

まだ、修理の最中です。見学されることにより、修理費用の一部になるようです。


見学の後は、昼食、良く立ち寄るSAららん藤岡でお買い物(ポット苗の袋詰めと定番の菓子などを購入)見学場所〈ガトーフェスタハラダ〉で流行のラスク工場です。基本、自由見学です。見学説明を聞きお茶を貰い出来立ての温かいラスクを試食。ガラス越しにラスクの原材料や作業工程を見て、歴代製品・御当地ラスクの展示を見る。そして…お買い物。皆さん、良い買い物っぷりでしたよ(笑)

帰りのバスの中には、あちこちで買い物してきた荷物が座席にドーン!網棚に乗せる方はいなかったような気がします。

途中での休憩SAでは、夕飯の惣菜とお野菜を購入しました。ここは良く寄るので、詳しいです(笑)


解散場所までは、DVD研修の続き…法定後見人制度の種類や利用の仕方を学びました。自分が自分であるうちに、痴呆になった時の様々な管理をお願いする方を決めておくこと。身内でないこともあるそうです。うちは、大丈夫かな?早めに考えて置かないとなぁー


その後は“自己紹介タイ厶”となりました。仲間であっても、知らないことが多くて楽しい時間でした。


研修!と名がつく以上は簡単な報告書が必要です。ここに記した事を要約して提出する予定です(笑)