一昨日は気だるさがありながりも、研修講演会に参加した。表題は『人生の再期まで食べる幸せを…』というもの

お話の内容をまとめてみました

・食事は生きていくモチベーションをあげる。ペースト食であっても五感(味覚・嗅覚・触覚・知覚・視覚) を感じる調理をする

・美味しく食べるには〝口腔内を清潔に保つ〟〝義歯の調整をする〟〝介助技術を身に付ける〟(介助は正面から。○○を食べましょうと声を掛ける。介助スプーンは順手で、しっかり見せ下45℃の確度から口元に持っていく。飲み込んだことを確認し次の一口を準備する)

・誤嚥を防ぐためには、〝足をしっかりと床につける〟又は〝足台を使い足をぐらつかないように安定させる〟〝食道を真っ直ぐに保ち、首のぐらつきを防ぐ〟 クッションを用いて調整する

・食べこぼれを防ぐためには〝身体とテーブルの距離を近づける〟〝肘が下がらないようにテーブルに肘が乗るようにする〟〝テーブルの高さが調整出来ないときは工夫して近づける〟介助者がいる場合は、クッションにお盆を乗せる・洗面器にお盆を乗せるなど工夫する

・むせない誤嚥肺炎がある… 普通に生活していると気がつかない。微熱が続く・食欲がなくなる・体重が減ることで〝何かおかしい〟病院へ行き診断されることが多い。

・長期入院になると、点滴や鼻からの栄養経口食になることがある。場合によっては〝胃漏〟を作ることを進められる。メリット・デメリットの話を良く聞き、本人の希望も考慮して決定する。正しい知識で要望を伝えて〝口からご飯を食べる〟選択も出来るかを確認する。

・日本はかつて経験をしていない〝超高齢社会〟の〝多死社会〟に突入している。高齢化してくると食が徐々に細くなり、身体機能が弱まり寿命を迎える。当たり前の命の循環を心得ておく。

今回の講演内容は高齢家族だけではなく、離乳食の赤ちゃん・肢体不自由がある・自閉症がある・病気で一時的な食事配慮が必要・視覚聴覚に問題がある場合でも応用が出来る。テーブルの高さと肘の高さが同じで、身体と首のぐらつきがなければ… 介助が必要とされている人でも、自分でスプーンを用いて食事し、しっかりと栄養をとり、幸せに過ごすことに繋がることが理解出来た