みなさんは昔…
たまらなく好きだった物ってありますか?
2007の11年前に前ブログの記事です
僕の好きだった物
片岡義男の本

1980~90年代に片っ端から読みあさっていた大好きな作家で
代表作は『スローなブギにしてくれ』、『彼のオートバイ・彼女の島』、『メイン・テーマ』等
また『湾岸道路』、『ボビーに首ったけ』は映画化されています。
彼は東京都生まれで、
ハワイに住み英語しか話せない日系アメリカ人二世の父親と、
日本に住み日本語しか判らない母親の間で育ったと言われる
彼のアメリカライズされたセンスはここからきているのだろう。
彼との出会い(とは言え本人には会った事はないので、作品との出会いが正しいだろう)は、
昔、僕がサーファーだった頃に『ポパイ』や色々な雑誌にサーフィンやハワイやバイクや車に関するエッセイを書いていて、
読んでいると
波の飛沫の冷たさや気持ち良さ、夏の暑さや空気、窓を全開に開けて走っている感じなどを
文章からリアルに感じるこの人の文が大好きで、
初めて買ったのが
確か『彼のオートバイ、彼女の島』だったと思う。
新刊が出る度に買い集めていたが、
『波乗りの島』や『限りなき夏1』は常に鞄の中に入っていて、
この2冊だけはかなりボロボロです。
彼の物に対する細かすぎる描写や表現は、
かなり僕の未熟な文章力には影響されています。
彼の文章の中に出てくる物全てが、ガキだった僕には憧れであり、
同時期に強く影響されたミュージシャンの佐野元春と
少し後になるがやはり強く影響された漫画家の西風
この3人は僕の神様でした。
物の見方を教えてくれたのが片岡義男
生きる為の実践のヒントをくれたのが佐野元春
大好きな車の愛し方楽しみ方を教えてくれたのが西風である。
『片岡義男から貰った物』
カーキ色のグローブ
腹に響くエンジン音と砂まじりの風
錆びたピックアップトラック
セクシーな大人の女性
大人の恋のかけひき
熱いシャワー
浜辺の熱い空気
波を呼んでいる風
乾いた汗の感じ
硬い友情
夕日のオレンジ
海の温度
旅の楽しみ方
エルビス
夜の海の感じ方
この数十年忘れていた気がします。
結婚が現実をよりリアルにさせ、
いつの間にか
これらを遠のかせていたかも知れません。
今、また読み直してみようかと思っています。
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なんて…記事でした
彼も今年…79歳
まだまだ執筆活動はやってるみたいですねぇ
とは言え…現在の僕は
細かい文章が沢山あると
眠くなる原因不明な病気なので
文庫本は全然読んでないんですけどね
ははは
ちなみに…
11年前ってまだ離婚してなかった時ですね
読みなおししてみよう…って
離婚しても…読みなおすどころか…
全然…ですよね
ハハハ