私の好きなバンドのボーカルの方がバンド結成の馴れ初めを書いていたので書きたくなった。見てくれ。
2011年5月
「ありがとうございました!」
誰かに向けて言うわけでもない
グラウンドへの挨拶。
そう、私は野球部だ、しかもキャプテン。
中学3年、最後の大会に向けて、
必死に練習していた。
そんなある日の練習終わり、
「バンドしない?」
そんな会話が耳に入る。
その会話をしていたのは、
渉、佑哉であった。
こいつら、今は大事な時期だろ、何考えてんだ、なんて思ったが、
バンドとかやってみたいと思っていた私はその話に首を突っ込む。
話を聞くところ、渉はギターを持っているらしい。
ドラムをやっているやつがいて、
もう一人のギターとベースがいないとのこと。
おれもやりたい!と挙手。
ベースかギターどっちをするか、佑哉と相談になった。
この時、記憶が正しければ、
二人ともベースの方が簡単だからベースをやりたい。と言っていた気がする。
飛んだ場違いだ。決して簡単ではない。
6月になると、私の誕生日がある。
祖母にベースを買ってくれと頼んだ。
楽天市場で、ベースと検索して出てきた初心者セットをポチった。
今思えば行動力が凄まじい。
そもそも、ベースがどんな音がするかもイマイチわかっていなかったはずだ。
渉と佑哉に買ったことを報告した。
佑哉は、んじゃおれはギターすると言った。
8月頃、
初めてのセッションだ。
スタジオなんて言葉は使ったことがなかった。
セッション、セッションと呼んでいた。笑
セッションする場所は、
当時ドラムをしていたやつの家の隣にあるボロい建物だ。
とてもボロいその建物の一室に
白く綺麗なドラムセットがあった。
すごく感動したことを覚えている。
初めてセッションした曲は、
レミオロメンの粉雪だ。
あの頃は難しいと思ったこともなかった。
簡単とも思ったことがなかった。
ドラムの音がして、
ギターの音がして、
ベースの音がして、
それだけで楽しかったからだ。
とにかく楽しかった。初めてのセッションとボロい部屋から見える夕焼けは覚えていない。
セッション2回目くらいだろうか。
どこで、噂を聞いたのかわからないが、あのボロい部屋に来た男がいた。
坂田直謄である。
部活は違うが仲のいい友達だったし、お前、ギターやるか?と入れてやった笑
渉にギターを教えてもらい
晴れてバンドに入った。
この時の面白い話が、
二人はメジャーのDコードを、
とりあえず2フレットの下3本、押さえとけばOKと言っていた。
ダメである。
続く。