今日は、
カルネ・ド・バルについてのお話をします
カルネ・ド・バルとは
フランス語で「舞踏会の手帳」という意味で
英語ではダンスカードと呼ばれています。
※ 画像は全て当店の販売商品(SOLD含む)です。
このような
舞踏会のペンシル付手帳で、
ネックレスのように首にかけたり
シャトレーン(腰に下げるチェーンの装身具)に下げ
舞踏会のプログラムや、
踊った相手の名前や特徴といった
情報の備忘録としてエド・メモワール(メモ用紙)に記録しました。
時には
お目当ての男性からいただいた名刺を納めたり
ラブレターを挟んで渡したり
逢引きの約束ごとを記したりと
恋の小道具としての役割も果たしていたといわれています。
アドルフ・メンツェル「舞踏会の晩餐」
素材はプレートやシルバーといった金属製の物から
4枚のカードをスライドして開くような
趣向を凝らしたデザインもあります。
これらはジュエリーのひとつとして
収集されていたということもあり
作り手の卓越した技術が光る
芸術的な作品を見ることが出来ます。
19世紀フランス
恋の予感が秘められた小さな手帳 カルネ・ド・バル
ここから
ロマンティックな舞踏会の物語が始まります・・・
▲アンティークショップ Eglantyne(エグランティーヌ)