2012年に対馬市の観音寺から盗まれ、韓国で見つかった長崎県の有形文化財「観世音菩薩坐像(かんぜおんぼさつざぞう)」は、韓国での裁判をへて、観音寺に所有権があることが認められました。
(5月10日NHKニュースから一部引用)

 

 

手続としては、韓国の司法手続きによって返還が認められたことになりますが、一口に司法手続といっても、外国の裁判所で訴訟を起こすなとどいうのはなかなか簡単なことではなく、関係者の努力も大変なものがあったことと思います。

 

 

日韓関係の状況にも左右されがちな問題であったともいえ、昨今の韓国での政治状況を鑑みると、最後の最後までどうなるか分からないということも言えそうでしたが、数奇な運命をたどった仏像を巡って、足かけ13年で解決することになりよかったと思います。

 

 

仏像返還「当然」、残る1体も韓国に要求…政府 | 弁護士江木大輔のブログ