行員が盗み衝撃、銀行の貸金庫とは 「中身不明」にリスク イチからわかる金融 - 日本経済新聞
三菱UFJ銀行の都内2支店の貸金庫で、同行行員が顧客の現金や貴金属を盗んだことが明らかになった。信用商売の銀行で起きた盗難事件は衝撃を与えたが、一般になじみの薄い銀行の貸金庫とはどのようなサービスなのか。現状を調べると、構造的なリスクも浮かび上がる。
(11月30日日経新聞から一部引用)
たとえ1円であっても帳尻が合わなければその店舗では誰も帰れないなど銀行に対する信頼性を示すエピソードはありますが、「まさかその銀行員が・・」ということで衝撃的な事件です。
銀行としても、貸金庫に入れていた物が無くなったと言われても取り合わないのでしょうが、何件も特定の支店で苦情が相次いただめ対応せざるを得ないところとなったものと推測されます。
賠償するといったところで、貸金庫の中身がどうであったのかは本人しか知らず(場合によっては本人が死亡して相続人から請求がされるということも考えられます)、当の銀行員本人からの供述に頼らざるを得ないところになり、銀行側としても対応に極めて苦慮することになるであろうことが予想されます。