体操・水鳥男子監督、女子エースの宮田笙子の五輪辞退に沈痛「相当厳しい判断をされた印象。代償がすごく大きい」 - スポーツ報知 (hochi.news)
日本体操協会の水鳥寿思男子強化本部長が20日、パリ郊外で行われた男子の公式練習後、取材に応じた。女子主将の宮田笙子(19)=順大=が喫煙、飲酒など代表行動規範に違反する行為で五輪出場辞退となったことについて「本当に残念。東京五輪からパリにかけて、スポーツ、体操の魅力を発信していこうと取り組んできたので。女子も目標があった中、そこが難しくなってきている状況は残念だと思う」と沈痛の表情で語った。
(7月21日スポーツ報知から一部引用)
今回のスポーツ選手に限らず、芸能人なども未成年による禁煙飲酒が問題となって謹慎や番組降板などに至ったというケースはまま見られますが、未成年者の喫煙、飲酒について規定している法律は実は大正時代に制定された古いものでカナ書きの古めかしいものです。
二十歳未満ノ者ノ喫煙ノ禁止ニ関スル法律
第1条 二十歳未満ノ者ハ煙草ヲ喫スルコトヲ得ス
二十歳未満ノ者ノ飲酒ノ禁止ニ関スル法律
第1条 二十歳未満ノ者ハ煙草ヲ喫スルコトヲ得ス
未成年者自身の飲酒喫煙は禁止はされていますが、飲酒、喫煙した未成年者自身には罰則はなく、飲酒等をさせた親権者や提供した事業者が罰せられるという内容となっています。
今回の出場辞退については賛否両論の議論がなされていますが、法律自体が未成年者自身を罰するのではなく保護の対象としてとらえていることからすると、出場辞退という選択を本人に強いたというのであればそれは厳しすぎではというのが率直な印象です。