どのような業務につけ、メモ帳(ノート)というのは弁護士にとっては必須のアイテムです。
相談者からの相談内容を聞き取ったり、期日でのやり取りをメモしたり、又は現場での出来事を書き取ったりとさまざまな場面で必要になります。
どのようににメモするかというのは大きく分けてふたつのタイプがあるように思います。
一つは、事案ごとにメモを付けていくタイプです。他の相談や事案とごちゃまぜになることなく事案ごとにまとまることになります。事案ごとにファィルを作っているのか普通なので、メモもそのファィルに綴られるのでファィルとして一体感が高まることになります。
もう一つは、事案ごとではなく、相談を受けた日付順にメモしていくタイプです。
私は長い期間この方式でメモを綴っていました。
この方式の良いところは、相談を受けたり、話を聞いたりしたものを漏れなく記録して散逸しにくいことです。先程の方式ですと、ファィルをするほどには至らない一回限りの相談などのメモについては綴りところがなく散逸してしまうということもあるのですが、すべてを日付順に書き込んでいけばまるまる保存されるので(日記帳のようになります)、なるべく記録は残しておきたい、あとで必要になったときに確認するのに便利であるという意図からです。この方式だと、事案ごとのファィルにメモがないことになるので、適宜コピーしてファイルには綴っていました。
最近は、電子化の流れに私も乗って、紙のノートへのメモはやめて、IPADのメモ帳に直接書き込むこととしており、あとから検索しやすいようにしておけば、情報もすぐに取り出せますので便利です。
また、もらった名刺など写真に撮ってそのまま保存したりすることもでき、さらに便利です。