https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200218/k10012290751000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_040

 

 

 

最高裁判所によりますと、借金を返済できなくなった人などが全国の裁判所に自己破産を申し立てた件数は、このほどまとまった速報値で去年1年間に7万3095件と2年連続で7万件を超えました。
自己破産の件数は、景気の低迷が続き違法なヤミ金融が多かった2003年におよそ24万件とピークに達し、その後、消費者金融に対する規制などで減少が続いていましたが、2016年から増加に転じています。

(2月18日NHKニュースウェブから一部引用)

 

約4年前(2015年12月)に書いたブログの記事では私個人の実感として破産事件の激減ということを書いていましたが,その翌年の2016年から事件数が増加に転じているようですので,ちょぅどブログを書いていた時期が底であったようです。

 

 

【破産事件の激減?】

https://ameblo.jp/egidaisuke/entry-12110151689.html?frm=theme

 

 

私自身の実感としては,知り合いからぽつぽつ依頼が来る程度で,引き続きそれほど手掛ける破産や再生の事件が増えたという気はしないのですが,弁護士会のクレサラ相談なども引退してしまっていますので,社会的には増えている案件が私のところまでは回ってきていないということなのでしょう。

 

 

破産事件の増加要因として,手持ちの現金をあまり気にせずに使ってしまうキャッシュレスの影響というのはそれなりにありそうですし,アマゾンなど手軽にカードによる後払いで買い物できてしまうサービスの普及も影響しているものと思われます。

 

 

また,以前SARSが問題となったときもそうでしたが,今般の新型コロナウイルス肺炎に伴う影響として,中小の旅行事業者や観光事業者,飲食や小売りの事業者に対して与える影響は相当大きなものがあるのではないかと予想され,今後の破産事件数の引き上げに影響してくるのではないかと思われます。