特別背任などの罪で起訴されている日産自動車のカルロス・ゴーン前会長について東京地方裁判所は5日、3回目の請求に対して保釈を認める決定を出し、検察はこれを不服として準抗告しました。弁護士によりますと、10億円の保釈金は5日は納付できないということで、準抗告が退けられても保釈されるのは6日以降になる見通しです。
(3月5日NHKニュースウェブから一部引用)
通常の事案(例えば認めている初犯の覚せい剤の自己使用事案など)では150万円くらいが保証金の相場で,このくらいの金額ですと現金を裁判所の会計窓口まで持参してその場での納付することも多いのですが,さすがに10億円もの保証金となると,持参するわけにもゆかないことになります。現金を持参してもよいのでしょうが,計数に時間がかかるので結局その時間だけ被疑者は保釈されないことになってしまい不利になります。
また,遠方の裁判所にお金を納付するという場合にも現金を持参するわけにはゆかないので,これは私もやったことがあるのですが,ペイジーという税金などの納付システムを利用しました。
以前のことなのでうろ覚えですが,事前に裁判所で利用のための登録が必要だったような記憶があります。おそらく今回もこのシステムを利用したものと思います。
いずれにしもて10億円もの大金を送金する送金実行ボタンを押すのはちょっとした勇気が要りますね(^^