http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2015_0320.html


 

事件から20年となる3月20日、現場となった霞ケ関駅では、事件の発生時刻とほぼ同じ午前8時に駅の職員たちが黙とうをささげました。駅の構内には献花台が設けられ、遺族らが花を手向けて犠牲者を悼んでいました。


公安調査庁によりますと、主流派のアレフは勧誘活動を積極的に展開し、事件をよく知らない若い世代を中心に信者を獲得しています。
NHKはこれまでアレフに信者の勧誘や活動などについて取材を申し込みましたが、回答はありませんでした。

男性は「『修行するぞ、修行するぞ』と言う松本死刑囚の声がテープで流れると、信者たちも一斉に『修行するぞ』と連呼する異様な光景だった」と振り返りました。
アレフについて、公安調査庁は、教団で松本死刑囚への絶対的な信仰を促す“麻原回帰”が進んでいると分析しています。

(本日配信のNHKニュースウェブから引用)。



地下鉄サリン事件から20年も経ったということは、当時生まれた子供たちが成人を迎えるほどに時間が経ったということに深い感慨を覚えます。


当時、私は大学生で、金沢から京都を経て、山陰地方の米子駅で実家までの電車待ちをしていたところ、駅の待合室のテレビで大騒ぎになっているのを見た思い出があります。



当時は、地下鉄サリン事件、引き続く教団本部等への捜索、警察庁長官狙撃事件や都庁爆破事件など、次から次に事件が発生し、社会が騒然としていたのを思い出します。



オウム事件が発覚してから様々なことが明らかになりましたが、高学歴の若者たちが次々と入信していたという事実も社会に衝撃を与えました。

そして、現在でも、事件のことを知らない若者が旧オウムとは知らずに勧誘を受け、そのまま入信してしまうというのは、当時のオウムと変わらない実態が繰り返されているように思われるところです。




現在、ISILが世界各国の若者を勧誘し、日本からもそのような若者が出かねないことも懸念されているという状況も考えると、オウム事件というのが過去のことではなく、現在にも共通する問題をはらんでいるのだということを考えさせられます。



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