http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150208/k10015303171000.html



 

埼玉県所沢市の航空自衛隊の基地周辺にある小中学校にエアコンを設置するかどうかの是非を問う住民投票が、8日、告示されました。

所沢市は、平成18年に航空自衛隊入間基地の自衛隊機の騒音のため、窓を閉めきる学校の暑さ対策として、市内の47の小中学校のうち、基地周辺の29校にエアコンを設置する方針を決めました。しかし、4年前の市長選挙で当選した藤本正人市長が、震災と原発事故を受け、「快適で便利な生活を見直すべきだ」などとして計画を中止しました。
これに対し、地元の住民グループは、騒音対策としてエアコンが必要だとして、8400人余りの署名を提出し、去年12月、所沢市議会は住民投票の実施を定めた条例案を可決しました。
8日は市の選挙管理委員会の担当者が住民投票を知らせる文書を市役所の掲示板に貼り出しました。市の住民投票条例では、投票率が一定以上でなければ開票しないなどとする要件は定められていませんが、賛成、反対のいずれかが、過半数となり、有権者の3分の1に達した場合は「結果の重みをしん酌しなければならない」としています。
文部科学省によりますと、去年4月現在、全国の公立の小中学校の普通教室のエアコンの設置率は32.8%となっています。
住民投票は20歳以上の所沢市民、およそ28万人を対象に行われ、今月15日に投票が行われ、即日開票されます。
(本日配信のNHKウェブニュースから引用)。



私が小学生のころ(昭和50年代半ばから60年代初めにかけて)は、教室にエアコンなどはもちろんなく、ただ、冬になると、大仕掛けなストーブが設置されていました。



そもそも熱中症というような言葉すらなく、中学生の野球部のころは夏場でもグラウンドを何週もさせられた上に「水を飲んだらばてるからダメ」というような、今では考えられないような状態でした。



そんな中で育ってきたため「今の自分(の体力や精神力)があるのは、そういった過酷な状況のおかげ」というような思いがどこかに植え付けられていて、記事にあるような「小中学校にエアコン」なんと甘い、と考えてしまう自分がありますが、記事にある所沢市の場合、基地の騒音で窓を閉め切らなければならないという事情があるのであり、「快適な生活を見直す」という点だけでは説明しきれない特別な事情もあるように思われ、ここ最近の夏の異常気象で窓を閉め切った教室で授業を受けるというのは酷に過ぎるように思いますので、個人的にはエアコンを設置してあげてもよいのではないかなと思います。







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