http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140829/k10014184011000.html



来月3日の内閣改造を巡って、安倍総理大臣と自民党の石破幹事長が会談し、石破氏は入閣の要請があれば受諾する考えを伝えました。
安倍総理大臣は、挙党態勢の確立に向けて石破氏を重要閣僚に起用したい考えで、これにより石破氏が入閣する見通しになりました。(本日配信のNHKウェブニュースから一部引用)。



ここ数日の政局の話題でしたが,最初から,石破さんの方が不利のような雲行きであったように思います。




賛否は別として,安倍首相の支持率は今もって高く,支持基盤であるはずの保守層から「あえてここで足を引っ張らないでもいいのに」という雰囲気が漂っていました。



首相と安保政策に対する考え方が違っているということでしたが,そもそもそれなら自民党の幹事長を引き受けたこと自体も整合性が取れないし,建前上,首相(総裁)の専権事項とされている人事について,自分から踏み込んだ発言をしてしまったことで,なお反感が高まってしまいました。




無役も辞さず,という構えだったのが一転して入閣を受けるというのは,シチュエーションは違うかもしれませんが,平成12年の加藤の乱で森首相に反旗を翻そうとして土壇場でひよってしまったあの事件を想起させました。




ただ,あの事件では,加藤氏を国民全体が後押ししていた感があったのですが(それゆえ,期待を裏切ったということで失望も深かったように思います),今回は石破さんを応援するといっさた雰囲気はあまりなくて単なる権力闘争という感じでした。




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