最近読み終えた本ですが,どちらも,新書サイズですので,分量もさほど多くなく,手軽に読めました。
徳川将軍については割合知っている人も多いと思いますが,なじみの薄い,鎌倉幕府の宮将軍や室町幕府の10代目あたりからの将軍のことは,コンパクトによくまとめられていて,ためになりました。
最近出た本ですが,書店に出ていましたので買ってみました。
特に目新しいところはないのですが,それまで政治家をターゲットにしてきていた特捜検察が市場検察として機能転換を図ろうとした時期辺りからおかしくなってきたという流れが分ります。
ただ,修習生に聞いても,昨今の検察不祥事があったから検察志望が減っているかというとそんなことはないようです。
この本の中にも出てきますが,修習生と検察志望については景気との相関関係の方が強くて,特捜部が活躍したから検察志望が増えるとか,不祥事があったから減るといったものではないようです。
最近は,弁護士の業界がアレですから,ますます公務員である検察人気は高まっているのではないかと思います。
検察官になったらなったで,弁護士業界がこんな状態では,下手に辞められないということで,今まで以上に組織べったりということになるように思います。これまでであれば,「辞めて,弁護士にでもなればいい」と腹を括ることもできたでしょうが,辞めたら干上がってしまうというのでは辞めるにやめられないでしょう。
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