今日は憲法記念日です。
普通、弁護士になってしまうと、普通の業務をしている限り、憲法と関わるということは、まずめったにありません。
せいぜい、上告申し立ての際に無理やり憲法違反を主張するくらいというのが普通だと思います。
先ごろ出版された藤田元最高裁判事の回顧録その他の最高裁判事の著作を見ても、憲法違反を理由に最高裁に上告している件で、マジメに憲法違反の主張をしているのはごくごく僅かだということのようです。
私も、憲法といえば司法試験受験時代に勉強して以来、ほとんど触れていません。
思えば、法律の勉強をしようとするほとんどの人が最初に勉強するのが憲法です。
憲法には人権と統治機構の大きく二つの分野がありますが、私は、人権の方から勉強に入りました。
人権の分野で最初に出てくる判例といえば、外国人の人権に関するマクリーン事件と法人の人権に関する八幡製鉄事件で、私の世代の法曹はこの二つの判例は詳しい人が多いです(笑
また、昔の旧司法試験は、5月の第2日曜日が択一試験と決まっていましたので、ちょうど憲法記念日の頃は最後の追い込みということでピリピリしていました。
私は択一試験が苦手で連敗してしまいましたので、特に緊張していましたね。。
とりとめもない話題でした。