電話のマナーにもいろいろありますが,先様にかける時間帯に関しては,就業開始や終了の直前直後とかお昼の時間帯は,できる限り避けるのがマナーとされているようです。




刑事事件の捜査段階では,示談の進捗の連絡や,処分の見通しを聞いたりするため,検察官に電話を掛けることがあります。




ほとんどの場合,検察庁の代表電話にかけて内線で繋いでもらうのですが,なかなか出てくれないことがあります。




検察官が直接電話に出る場合と検察事務官が出る場合と両方ありますが,やっと出たと思ったら「・・・いま取り調べ中なんで後にして」とか言われたりすることがあります。





警察の場合は警察官の机や電話が置いてある大部屋と「取調室」と別ですが,検察庁の場合,検察官の執務する部屋で取調べしますので(普通の事件の場合),取調べ中に電話がかかってくるということは普通にあるわけです。





否認していた被疑者が自白に転じるかどうかの瀬戸際に関係ない事件の弁護人から電話がかかってきたら嫌だろうなとか思ってしまいます(^ε^)♪





そうでなくても,真剣な取調べ中に,「あー,あの件の見通しですか。それは・・・」とか取り調べている被疑者を置いておいて電話で話をするというのは嫌でしょうね。





だったら,取調中は代表電話でストップしておいてもらって後で折り返すようにするとかすればよいのにと思いますが,そういう風にしているところは私の知る限りありません。




なので,私の場合,じっくり話をしてもらいたいときは,敢えて,取調べがされていないであろう執務直前直後とかお昼に電話をかけることがあります(弱腰)。




ちなみに,お昼の時間帯は検察官の部屋に誰もいなくなっているのか,内線の呼出音が流れるだけでまったく電話にでないことも多いです(居留守の可能性も疑ったりしてしまいますσ(^_^;))。





■ランキングに参加中です。

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村


■弁護士江木大輔の法務ページに移動します。