今夜からいよいよ最終部スタートです。 


 2年前から見ていましたので、楽しみにしています。


 しかし、このドラマの位置づけもなかなか難しいところですね。

 

 制作者としては、原作者である司馬遼太郎さんの意図に即して、明治人(というより幕末生まれの下級武士たち)の生きざまを伝えたいということなのでしょうが、現在の閉塞した時代状況の中では、どうしても、小国日本が大国ロシアを打ち破ったという戦争スペクタクルドラマとしての爽快感を求めることになりがちです。


 司馬さんとしては、単なる戦争賛美に繋がりかねないことから、坂の上の雲のドラマ化に難色を示していたということを聞いたことがあります。

 分かる気がします。


 2夜連続で、日中戦争と太平洋戦争の証言ドキュメンタリーを放送しているのも、そのような面からのバランスを取ろうとしているということもあるのでしょう。


 



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