中島敦 山月記
どんな話なんだろうと検索して、
「主人公が虎になる話」というぼやっとした印象を持ちました。
主人公が虎になるなんて随分ファンシーな話がこの時代(戦前)にもあったんだなーという印象でもありました。
5月くらいに始めた読書は未だにスローペースで続けています。先日図書館に行ったら少しの間休館で、今は手持ち無沙汰です。
お気に入りの「乙女の本棚シリーズ」にある
「山月記 中島敦+ねこ助」の作品を今回は読みました。
私は知った時より作品が増えました。
1ページ目です。
冒頭を読み、李徴という名前を見た時に
「ん?(。´・ω・)ん? りちょう?」
何だか聞き覚えのある名前です。さらに
「頗る?賤吏?」
読み始めて数十文字で、読んだことのある作品だと気が付きました。高校の教材で習った気がします。
正直高校時代に思い入れが無いので、苦手な先生の顔を思い出して少し残念な気持ちになりながら、記憶に反して
絵はとてもきれいです。
暗黒時代は文字通り闇に葬って、気持ちを改めて絵本に集中します。
これは表紙と同じです。裏表紙と表紙が繋がってこのような見開きの絵になっています。
もし自分が人では無く虎になって、人として思考できなくなって…大変だなーというとてつもなく抽象的な感想を途中まで持っていましたが、妻子がいるのに放ったらかしにして自分の作品優先なんて何してんだという感想になったりします。
(自分は読解力が少し足りないので、違う解釈があると思います)
作家という職業や生活は自分にとって想像できないことが多々あるので、尊敬したり不思議に思ったりします。これも読書を始めてからそのように思うようになりました。
きっとこの漢文を授業で扱ったのかなと思いつつ、高校時代のことは思い出せません。
国語は苦手なので(文系ですが、社会は一番苦手です)、漢文や古文を読めと言われても読めません。
国語が苦手であるが故に、英語でも読解力が足を引っ張ています。残念。
今までの「乙女の本棚シリーズ」記録