乙女の本棚シリーズって良い(´∀`*)ウフフ
(徐々に増えてる!!!!)
乙女ですって。大学生こそ絵本なのでは無いかと最近は思っています。
5月くらいから読書ブームが始まり、まだ続いています。
今回は芥川龍之介の蜜柑です。
前回絵本を借りて大興奮していた
「梶井基次郎 檸檬」の時のイラストレーターと同じ「げみ」さんです。
今回も興奮しすぎ且つ檸檬の余韻で、ふざけました。
表紙からエモさが溢れています。
渋くて時代を感じる芥川龍之介のファッションと、出てくる女の子の初々しい格好が鮮やかに描かれていて、小説より絶対に絵本が良いなと感じました。
こんな感じで、電車のちょっと良い席に芥川龍之介が乗っていて、そこに田舎っぽい装いの女の子が乗ってきます。
あまり二人は電車内で接触は無かった(気がする)のですが、芥川龍之介は女の子のことを良く思っていませんでした。
女の子はトンネル辺りでそわそわし始めて、窓を開けて、肺の弱い芥川龍之介はちょっとムッとしていました。
そんなこんなでトンネルを抜けて田舎?に出ます。
女の子は電車の窓を開けて外に蜜柑を落とし(投げ)ます。
この表現は、最初見た時にトンネル内の暗さと、外に出て田舎の広い景色が夕焼けで染まっている色の対比的な表現だと思っていました。
(ちょっと勘ぐってみました)
でも、本当に蜜柑を投げていたようです。女の子を見送るために外で電車を待っていた
仲良しの男の子たちにあげる用の蜜柑でした。
確実に左の男の子が蜜柑を手に持っています。
そんなことある!?
と思いましたが、絵が綺麗なので”そんなことあります”。
この話の舞台は多分秋から冬だと思うので、季節の先取り感があります。
今回もとっても素敵な絵本でした。羅生門と同じ筆者だとは思えないくらい可愛らしさのある話でした。
裏表紙はこのようです。
めっちゃ蜜柑。
もう1冊「詩集 山羊の歌より 中原中也」を借りていました。そちらもとても良かったので、今度記事にします。
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん