授業に出席していない生徒が選ばれたことで、本当に実力社会なんだなと実感した。



その出来事があってから自信を無くした私は歌うことが辛くなっていた。



それでも、行きたくて行った学校だから休むなんてあり得ないと思って通い続けた。



オーディションが終わり、出席していなかったクラスメイトが出席するようになった。



いつも通り教室に入ろうとしたその時、発作が起きた。



身体中から血の気がサーっと引いて、呼吸が上手く出来なくなってその場に倒れ込んだ。



それでも毎日登校していた私は、グループ授業のみ参加していた。



毎日発作が起きて教室に入ることができなかったからだ。



クラスメイトを見かけるだけで発作が起きるようになっていた。



先生に「病院に行きなさい」って言われたのを無視し続けた。
(今ならあの時行っておけばよかったと思う)



そのうちバイトにまで影響が出るようになっていた。



学校終わりに毎日先生に相談をしては、発作を起こしていたからだ。



そんなある日、とうとう私はグループ授業にも参加できなくなった。



20人ほどの前で基礎の発声をペアでする授業。



前に出たのは良いものの、ペアの子の後ろに隠れるように立つことしかできなかった。



いつもと様子が違うと思ったのか、ペアの子が私を前に押し出した。



その瞬間、周りの目が冷めたものを見るような目付きに見えて



また血の気が引いていくのがわかった



過呼吸だった。



つづく