
このブログでは、個人的に気に入った本、音楽、映画などを紹介していきたいと思います。
僕は現在某アイビーリーグ校在学中、とうとうアメリカ生活も10年を超えたところです。
時々学生生活を語ったり(?)するかも知れません。
よかったら読んでみてください。
よろしくお願いします

記念すべき初投稿のスポットライトは、なんとロン・チャーナウ著、アレクサンダー・ハミルトン伝

700ページ越えの大作です。
Alexander Hamilton/Penguin Books

アレクサンダー・ハミルトンというと、やっぱり10ドル札のこの人:

独立戦争では22歳の若さで、後に初代大統領となるジョージ・ワシントン将軍の副官として輝き、新アメリカ合衆国政府ではワシントンの右腕をとして財務長官の役を買いアメリカ経済を築き、実にファウンディング・ファーザーズ(アメリカ合衆国建国の父たち)の一員として名を歴史に刻んだ英雄。
「ザ・フェデラリスト・ペーパーズ」と呼ばれる憲法の重要性をアメリカ国民に広めた85本のエッセイ集の大半(55本以上)を執筆したり、アメリカ初の国立銀行を建てたり、アメリカ政治界初の政党の長を務めたり、ワシントンの頭脳派サポートとして暗躍したり、本当に功績は数知れません。
その反面、歴史的にはその融通聞かない実用主義、強力な政府設立の肯定、そしてイギリス寄りの政治のおかげで(独立ほやほやのアメリカ大衆には政府やイギリスはNO!だった)、貴族制主義の裏切者として叩かれてばかり。。。
チャーナウは、このあまりヒーローとして謳われないハミルトンの、功績・悪名のみならず、性格、私生活、同時代の巨人達との関係とインターアクション等を通してハミー(勝手ながら愛称をつけさせていただきました)の人物像を鮮明に描きます。
同時代の政治家すべての尊敬、そして嫉妬を浴びたハミルトンは、実はアメリカ生まれではなく、西インド諸島でのビンボーな婚外子としての生い立ち、それ故生涯モチベーションとなった名声・地位コンプレックス、そして人一倍努力をする覚悟、失敗を許さない完璧主義を貫く強靭な精神力の持ち主であった。
虚しくも47歳で政治的ライバル兼当時の副大統領アーロン・バーとの名誉を賭けた決闘
で散ったハミルトン。
その西部劇に負けず劣らずな死に様、そして功績や悪名くらいしか歴史の教科書には載っていないハミルトン像の裏には、おちょくられたらすぐカッとなってしまう短気なところだったり、アメリカ政府初の愛人スキャンダルの張本人だったり、色々と面白味のある憎めないキャラが。。。
とにかく、僕のもっとも尊敬している歴史上人物なので、皆さんにもっとハミーのことを勉強して頂きたいです

ちなみに、彼は独立戦争発祥時にはキングズ・カレッジ(後にコロンビア大学に改名)在学中だったので、アイビーリーグの大先輩でもありますね!
この本、なんと日本語訳もされているらしいので、英語の原文で読むのがメンドーという方は、是非こちらをご覧ください!
アレグザンダー・ハミルトン伝~アメリカを近代国家につくり上げた天才政治家(上)/日経BP社

でもやっぱり、あの肖像画が真ん中にドーン
とある表紙のほうがインパクトありますね。僕はすごくファンなので、ワシントンDCにわざわざオリジナルの肖像画を見に行ったり、寮の部屋に飾ってみたりしています。

お札と一緒!

別タイプの肖像。こっちの顔でハミルトンをご存じの方も多いかも?

メガネはちょっとヒップにしようかと、僕のマイ・アイディアです。
とても長い初投稿になってしまいましたが、最後まで読んでくだっさった方々、どうもありがとうございます!
僕の英雄、アレクサンダー・ハミルトンのことをこの記事をよんで少しでも皆さんが勉強になったらいいな、と思っています。
大学も色々と忙しいので次回がいつになってしまうかわかりませんが、これからもよろしくお願いします!
ではまた!