世の中は学校のように教えるようになってきた | 44G 走りながら考える

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44年間の教員生活を終え、昔のこと、今のことを思うままに書いていきます。くだらない話、教育の話、まじめな話その日の気分で書いていきます

学校というところは

教えるところ

できないことは

教えます

 

最近は大人の世界も

そういうことが多くなってますね

職人の世界なんかは

昔は教えてもらえなかったし

ぬすんで覚えろなんて言われてました

それが最近では

いろんなところで

教えるようになったのでは?

大工さんとか

左官さんとか

お菓子屋さんとか

あらゆるところで

教えるということが増えてきました

 

専門学校もすごくたくさんありますし

 

どうしてなのかな?

と思います

それは人出が足りないからではと思っています

自分一人でぬすんで考えて育っていくのは

時間的に間に合わない

もっと早くできる人がほしい

即戦力ですね

育てた方が早い

もちろんその通りです

 

世の中

ハラスメントもそうですが

やさしい時代になったようです

それはとてもいいことです

 

学校は本来そうした場です

教えなければいけないことは

教えます

 

でも、もう少し上にいってほしいです

どうするか

ここからはとりあえず

自分で一度考えてみてほしいです

う~んと考えてだめであれば

友だちに聞くなり

ある程度わかる努力をする必要があります

先生が出てくるのは最後です

どうしてもわからなければ先生が出てくればいいです

わからないから

みんなで考えたり

話し合ったりすることが重要です

そちらの方が

学びになります

コミュ力

説明力

思考力

等等

学びのためには

あらゆる力が必要で

またその力をつけるのです

 

教育というのは

そうした自分自身をのばしていける自分を作ることだと思っています

 

わかるように教えるというのは

まだ入り口です

そこも大切なことはよくわかっています

そこが最低ラインということで

 

だとしたら今の人たちは

教えてもらった後

自分で自分を高める努力をしなければね

 

そう思ってます