「推しの子」「SPY×FAMILY」を見る | 44G 走りながら考える

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44年間の教員生活を終えました。昔のこと、今のこと、くだらない話、教育の話、まじめな話、毎日のフツーの日々、本、音楽、映像など、その日の気分で書いていきます。

ぼくはアニメの第一世代で

小学校1年生のとき

「鉄腕アトム」が始まりました

その後

「鉄人28号」

「オオカミ少年ケン」

「エイトマン」(まだ主題歌のレコード持ってる)

なんかを見て育ちました

 

マンガも

普通の家の子としては破格の

「少年マガジン」「少年サンデー」を

毎週買ってもらっていました

有名どころでは

「おそ松くん」「巨人の星」「明日のジョー」なんかが連載されてました

金持ちの家の子はさらに

「少年キング」を買ってもらっていました

我が家の母は締め付けが弱く買ってもらえたのです

その代わり

「小学○年生」とか

学校に売りに来てた

学研の「学習」「科学」なんてものは

買ってもらってなかったです

今から考えるとすごい時代ですねえ

 

そんなぼくですので

今、流行ってるアニメとかは

職業上ある程度知っておく必要があります

同じように

ヒット曲も

 

それで

まだ奥さんは立ち直れていないのですが

家でゴロゴロダラダラしているときに

アマゾンプライムで「推しの子」「スパイ×ファミリー」があることを知り

見てみました

長年の習慣のようで(今は必要じゃないのに)

 

推しの子は

みなさんの方がご存知でしょうから

あまり書きませんが

アイドルの話です

 

気づいたことは

絵がすごくかわいいことです

瞳の色が青、緑とかいろいろあって

とにかくかわいい

青春ものなので

精神的な葛藤が描かれています

へぇ、そうなのねと思いながら見ていました

 

スパイ×ファミリーは

今、すごくはやってるみたいで

家族3人がスパイ、殺し屋、エスパーを隠しながら

話が進んでいくというものです

こっちはまだ途中までしか見ていませんが

スパイや人を殺めるあたりはおもしろかったですが

子どもの小学校へ入ってからの話が少々つまんなくて

という感じになりました

 

スパイ×ファミリーは

コナン系?なのかな

新しく出てきたように思いました

だってコナンってもう何十年もやってるでしょ

新しいのがほしいです

スポーツマンガも今は「ハイキュー!!」やってるし

 

ぼくが気になったのはやはり内容かな

ああいうのは子どもが見てますよね

だから説明しなけりゃいけない

登場人物にそれを語らせています

ナレーターが説明しているところもある

演技?でより分かりやすくしてあります

アイドルの世界ってどんな世界なのか

わかるように説明してくれます

まあ、どんなに大変な世界なのかも

ストーリーでわかります

 

問題なのは

その言葉の使い方です

もっと問題なのは

そのような状況に陥ったとき

人はどんな態度をとるのか表すのか

そういうものが子どもの頭の中にしっかりと入っていくのです

子どもはそういうこと知りませんよね

だからぐんぐん吸収して学習します

それを実際の生活の中で使うんですね

特に言葉は

スマホ依存の子の書く文章はああいう感じです

いやらしいと思いました

それで性格もなんだか染まっていくんですねえ

アニメはどこかでお笑いをぶっこんでおかないと楽しくなりませんから

まだ、それほどでもありませんけど

スパイ×ファミリーは女の子のアーニャの人の心を読むところで

いろいろなことがわかります

 

結局、あの2つのアニメは

アイドル説明アニメ

スパイ?(だけじゃないけど)説明アニメに

なってるんですね

 

あれを見て

子どもたちは学びます

いろいろなところから

いろいろなものを

 

ま、いいといえばいいのですが

ちょっと大げさになっていますので

そこで子どもたちがどんな理解、学びをするのかが

とても心配です

笑ってすませるだけならいいのですが

どうなのかな

賢い子はいろいろ学びます

それがこわいです

 

アニメから入って

ゲーム

スマホあたりにのめりこんでいくと

ちょっとおそろしい子になる危険性を感じます

自分は安全なところにいて

自分勝手な言葉をばらまく人になるような

人を傷つけるような

 

この世界は

殊に子どもにとって

天国と地獄が

めまぐるしく変わります

昨日まであんなにいい子だと思っていた子が

何かの影響で悪魔のようになっていたり

悪魔だと思っていた子が

何かの拍子に天使に変わっていたり

自分で受け取ったものが

よきもの

あしきもの

で決まってくるように思います

 

リアルな世界とバーチャルな世界の垣根は

子どもにはないと思います

あんなに着ぐるみを見て喜ぶ子どもたちです

あの子たちの魂は限りなく無色透明です

 

さてさて大人たちはどうすれば?

 

大事なことは

 

知っておくことだと思います

 

といいながらぼくもけっこう「推しの子」見て楽しんでいましたから

へえ、そうなのか、ほおとかいって

 

あぶないときに

盾になれるよう

 

大人の

親の

仕事ですかね?