殿筋にアンバランスが起きると、
仙腸関節という骨盤の関節に問題が起きます
ぎっくり腰が起きる時の条件を考えて見ましょう
大体が前屈位でひねりや何らかの衝撃(たいしたものでなくても)が
加わることで起きています
例えば、落ちたものを拾おうとしてかえかがみになって、ちょっとひねった
とか、勢いをつけてくしゃみをしたとか・・・・・
腰部が伸ばされた状態で、さらなる伸張力が加わるわけです
このとき、腰部筋もしくは殿筋が固かったり、ぺらぺらで薄くなっていたりすると
衝撃に耐えかねて怪我をすることになります
これだけならば、あの激痛は起こりません
筋肉が損傷を受けると、人体の防衛反応が作動します
損傷部位の筋肉を硬く引きつらせることで
さらなる伸張を防ごうとする反応です
これを、保護スパズムといいます
ぎっくりの何が痛いかといえば、損傷部位自体ではなく
この「スパズム(1種の痙攣)」が痛いのです
急性痛の対応としてはRICE・・・・
R(レスト)安静
I(アイシング)冷却
C(コンプレッション)圧迫
E(エレベーション)引き上げ
何しろ、冷やしながら安静に・・・・これ以上のものはありません
軟部組織の損傷部位には、炎症が起きています
この炎症が保護スパズムの起動スイッチになっているわけですから
炎症を抑えることが、保護スパズムを解く鍵ということになるのです
さらに、アイシングすると、損傷部位の周りの細胞が1種の冬眠状態に
なります。この状態ならば、炎症は広がりにくいというわけです
よく「腰のことだから、温めたほうがいいと思って」
と、温泉に入って来院されたり、カイロを腰に抱いていらしたり、マッサージ器でガツガツ刺激したり・・・・・
症状が起きて1,2日は絶対にやってはならねいことです
刺激や熱を与えると、炎症は広がってしまいます。
それまでは、損傷、スパズムの痛みだけだったのに
もうひとつ、炎症の熱感までも加わり、三重苦に!
何しろ、冷やしながら安静にしておくことが一番です
炎症が治まれば、スパズムも解消されます
ココまで来ると、「少しは動ける状態」となります
この時点で初めて、マッサージ、温泉、カイロもいいでしょう
血液循環を促すような操作をすることで、
治癒を促進させていきます
冷と温の使い分け。間違えると偉いことになりますから
ご注意を!