受け入れられると受け入れるようになる | 自分のままでのびのび楽に 性質を知って自分を知る 相手を知り寄り添う関わりを ケアする人凸凹さんを楽にしたい

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社会福祉士で知的障害者生活支援施設→現在発達凸凹さんゆっくりさんの児童デイ勤務。性質を知って、心に寄り添う関わり方で、セルフケアで。支援する人、子育て・家族のケアをする人が楽に、ゆっくりさん凸凹さんが自分のままでのびのび。

受け入れられる、受け止められるって大事なことなんだなぁとつくづく思いました。


先日、職場の同僚と利用しているお子さんの話をしていて、

自閉症の子は、関係性に課題がある

という話になりました。


人との関係もそうですが、社会とか周りの環境とか物事との関係も築きにくい。

周りのことにアンテナを張って受信することや、社会的なことを理解することが苦手。
関心が自分の興味に向きやすい。
新しいことや自分に関心のないことを受け入れにくい。


じゃあ、それができるようになって成長が見られている子は何が要因だったんだろう、受け入れられることではないかという話になりました。


数年前には、こだわりがとても強く、変化を受け入れにくかったのに、今では他者との関わりを築いて、気持ちのコントロールができるようになり、変化を受け入れやすくなっている子がいます。

振り返っても特別に何か指導や目に見えるような支援をしたわけではなく、ただただその子を受け止めてきました。
職員間で話し合い、関わりを統一して、その子に合わせた関わり方をしてきました。
その子の好きなことを受け入れて、それを軸に関わりをしてきました。
その子の強い特性も受け止めながら、気持ちに共感しながら、本人が納得できるまで関わってきました。
お母さんもその子の興味を受け入れ、休みの日は好きなことにとことん付き合ってきました。


実際のところ、何が力になったのかはわかりません。

でも、自分が受け入れられることで、他者や環境を受け入れることができるようになるのかなと感じています。


マズローの5段階欲求にも、生理的欲求の次に安心安全があります。




安心安全が満たされると次の段階に進めたり成長できたりするのだと思います。


自分の興味を他者が受け入れて、とことん一緒に付き合ってくれたら、その人のことは認識できるようになり、関わりたいと思う。

受け止められる経験をたくさんしたら、次は自分が他者を受け入れられるようになる。

安心安全を感じられたら、ちょっと世の中のことに目を向けてみようかなと思える。

そういうことかなと思いますうーん


人の気持ちがわかるようになるにはどうしたらいいのかというお母さんもよくおられます。
それも、まずは自分が優しくされることで人に優しくできるものではないでしょうかとお話しします


自閉症のお子さんに限らず、自分の外のこととつながるためには、何より自分の心が満たされることが必要なんだと思います。
満たされたから余裕ができて、外に気持ちが向けられる。

また、満たされずに思春期や大人になると、人生の途中途中でいろいろしんどさも出てくるので、満たされて成長していけることが理想なのかなと思います。



マズローの5段階欲求の図はこちらからお借りしました下矢印