光源氏(ひかるげんじ)が愛した女性に「夕顔」という名の人がいます。
決して美人でもなく、上流階級の女性でもありませんが
センスが良く、おくゆかしい性格に光源氏は惹かれました。
人間は自分の遺伝子を補い、生存していくための多様性を求められる女性に惹かれます。
刺激を求める人ほどHLA遺伝子が遠いタイプなパートナーを選ぶので
光源氏は夕顔に惹かれたのかもしれません。
夕顔は夕方に咲くお花からつけられました。
朝顔や夜顔のヒルガオ科には属さず
キュウリと同じウリ科の植物で、夏の夕方～午前中に咲く花です。
一年で最も好きな時期を「涼しいけど、夏の雰囲気を楽しめる、夏の夕方以降」
などと答える人もいると思いますが、まさにそれがユウガオの花です。
そんなユウガオを料理に使う人も多いとは思います。
食物繊維が豊富なので不妊治療中の便秘改善に役立ち
カリウムも含まれているので妊娠中毒症（妊娠高血圧症候群）のリスクも下げます。
香りも少なく、クセもないので、まさに光源氏の夕顔のような食材ですが
苦味が強いものはククルビタシンが多く含まれている可能性があり、
食中毒の原因になる可能性があるので注意は必要です。
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