日本でのHIV感染者とエイズ患者が前年より72人減ったようです。
合計は1317人と高い数字には変わりませんが、
2年連続の減少は良いニュースです。
1990年代に、HIV/AIDSが世界に広がったのが
FDAが卵子提供を含む臓器移植の規定に
関与しはじめた大きなきっかけです。
FDAの規定である「58 Fed. Reg. 65514」で
卵子提供者の感染症検査とスクリーニング、記録の保管を義務付けました。
HIVが広がれば、国の存続にかかわるほど、重大な問題になります。
HIVの感染経路は3つです。
1.性行為のよる感染
2.血液を介した感染
3.母子感染
輸血用血液からの感染は100%排除できませんが、極めて稀です。
母子感染も、母親に対するHIVに対する薬を処方したり、
母乳を与えないなどの対策で、母子感染の可能性を限りなく低くすることも出来ます。
ただ、問題なのが
「性行為による感染」
です。
HIVに感染すると、感染後2週間~4週間で、急激に体内で増殖します。
急性期です。
HIVがCD4陽性リンパ球を破壊していきます。
発熱、喉の痛み、赤い発疹、筋肉痛などインフルエンザに似た症状が出ます。
急性期を過ぎると、無症候期になります。
自覚症状はありません。
体内の免疫力は低下していきますが、気づきません。
こうした自覚症状がない時期が、数年~10年前後続く場合もあります。
最終的にエイズが発症します。
治療を受けなければ、免疫力が低下し、
普通の人が感染しないような病原体による
日和見感染症や悪性腫瘍、神経障害などの病気にかかります。
無症候期が長いため、HIVに感染しているのを知らないで生活する人がいます。
エイズが発症してはじめてHIVに気づいた人は、全体の3割です。
エイズが発症した時に、気づくようでは遅すぎます。
1981年に最初のエイズ症例が報告されてから、
突然、世界中にエイズ患者が広がったわけではありません。
HIVに感染しても、お薬でHIVの増殖をおさえ、
免疫力を維持することが可能ですが、
発見が遅くなればなるほど危険です。
なによりも、HIV感染中、生活に気を付けていないと、
知らない間に、感染者を増やしてしまう可能性があります。
他人にウイルスを感染させやすい人を
「スーパースプレッダー」
と呼びます。
もし、スーパースプレッダーが気づかず、
町で普通に生活していたらと考えると恐ろしいです。
スーパースプレッダーはパレートの法則に従うとされています。
パレートの法則は、20:80の法則です。
100人のHIV感染者がいるとしますと
20人のスーパースプレッターが、残りの80人のHIV感染者にHIVを感染させた計算になります。
HIV患者やエイズ患者は確実に増えています。
2017年の時点のHIV患者は3690万人です。
2017年に新たに感染した人は180万人
エイズで亡くなった人は94万人です。
卵子提供プログラムでも、
代理出産プログラムでも、
関係者は、全員、HIVの検査をします。
スーパースプレッダーがいても、食い止められるよう、
レシピエントやドナーを守る必要があります。
9月14日(土)に東京で、9月21日(土)には大阪で卵子提供説明会を開催します。
参加は無料です(詳細)。
参加お申込みは、LA Babyまでご連絡ください。
卵子提供電話コンサルテーションを希望される方は、
03-6895-7507
までお電話ください。 無料です。
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