「主人がパニック障害のため飛行機に乗れず、アメリカで卵子提供プログラムの治療ができません」
よくある患者さまからの悩み相談です。
現在、50人に1人はいると言われるパニック障害です。
割合では、クラスに1人いるほど多く、
珍しい病気ではありません。
芸能人でパニック障害だと公表している方も多く、最近では昔よりも身近に感じる病気になってきたと思います。
私のとても近い人もパニック障害で悩まされ、非常に身近な心身症であらゆる専門医に相談したこともあり、
他人ごととは思えない病気です。
ご主人がアメリカに来れなくても、卵子提供プログラムは受けられますので、ご相談は遠慮なくして下さい。
私たちがどうにかしますし、方法はあります。
パニック障害とは、突然、動機(どうき)や発汗、ふるえ、息苦しさといった体の異常がおこり、
このまま死んでしまうのではないかという強い不安感に襲われる病気です。
心理的なものではなく、脳機能障害です。
ノルアドレナリンやセロトニンなどのバランスが崩れることによって生じる症状だと考えられていますが、
詳しいことはわかっていません。
パニック発作が出て、救急車を呼び病院にいくと、既に症状は消え、
「気のせい」だと言われることもあるので注意が必要です。
パニック障害は、脳機能障害ですので、気持ちで治るものではなく、
気のせいではありません。
不妊症患者のお気持ちは、その立場にならないと、完全に理解し、寄り添って付き添えるようになるには長い経験が必要です。
同じようにパニック障害の気持ちは、パニック障害者にしかわからないことも多く、しっかりと理解するまでに時間がかかります。
「大丈夫」
「気のせいだよ」
「気持ちの問題だよ」
絶対に言ってはいけない言葉で、そう思うようにもしてはいけません。
私たちを訪れる患者さまの中では、「ご主人がパニック障害」という症例が多いですが、
「奥様がパニック障害」で悩み相談に来られる方もいます。
パニック障害で生涯妊娠できないのではないかと不安に思われる方もいます。
ただ、パニック障害で無事に妊娠・出産される方は多いです。
妊娠がパニック障害に対して保護的に働くという事実もあります。
妊娠前はパニック障害のお薬を中止できなかった人が、妊娠したら中止することが出来た例も多くみてきました。
それは、私が一番よく知っています。
ただし、妊娠によりパニック障害が悪化した報告もあるようですので、妊娠の時期は慎重に判断する必要があります。
時間をかけ、まずは
逃げ場のない気持ちにならないよう気を付け、
大勢が集まる場所、過去に発作を起こした場所などは出来る限りさけ、
パニック発作頻度が出来る限り少なくなるように生活の工夫が必要です。
パニック障害は、生理前に悪化することが多いという調査結果もあります。
とにかく理解し、時間をかけることです。
いつでも、ご相談ください。
実は、患者さまにも多いパニック障害ですが、生殖医療に携わっている方も非常に多くの方がパニック障害で悩んでいます。
特に、培養士の方々です。
培養士は、小さなお部屋で毎日、大切な受精卵を培養室で育てています。
小さな命を大切に、慎重に育てています。
これは、現場で見ているからこそわかりますが「培養士の腕によって、成功率は大きく左右されます」。
私は、慣れていないクリニックに行く時は、必ず、培養士と仲良くなり、培養室の状況を直接、培養士に聴くほどです。
ただ、真面目で、真剣に受精卵と向き合っている培養士さんほど、パニック障害になりやすく、休職を余儀なくされる方も多いです。
不妊症について、一人でも多くの方に知っていただくことは大切です。
ただ、パニック障害について、一人でも多くの方に知っていただくことも大切です。
不妊症もパニック障害も、明けない夜はありません。
ハワイで卵子提供プログラムに興味がありましたら、
エルエーベイビーまでご連絡ください。
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卵子提供の相談はZOOMで。
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