昨年、テキサス州のサンアントニオで米国生殖医療学会が開催されました。
米国生殖医療学会は、世界最大の生殖医療学会です。
卵子提供を含む、不妊治療の新たな情報も続々、届きました。
卵子提供プログラムには、生殖医療学会のガイドラインがあります。
米国生殖医療学会のガイドラインは、患者さまの安全を守り、治療の質を向上させるためにあります。
米国生殖医療学会に加盟し、米国で治療をするものは、必ず、ガイドラインに沿わなければなりません。
学会からの抜き打ち検査で間違いが見つかり、学会を除名になっては大変ですので、加盟団体は必至に勉強します。
そして、これがエージェンシーなどへの信頼性にも繋がります。
米国生殖医療学会でここ数年、注目されている病気があります。
敗血症です。
敗血症とは、体のどこかの臓器で細菌が増殖し、そこから血中を介して、細菌が全身に感染した状態を言います。
未熟児や高齢者、手術後など、体力がなく、悪い臓器があるときになりやすいです。
昔、抗生剤がなかった時代は、出産後に敗血症を起こして、命を落とす患者さまがたくさんいました。
現代では、医療技術が発展し、妊娠中や出産後に敗血症を起こす患者さまはあまりいませんでした。
ただ、ここ数年、世界的にも先進国の国で、妊娠中や出産後に敗血症での死亡例が増加しています。
妊婦が敗血症になった場合、早産や胎児感染の可能性も増え、危険です。
患者さまの診察内容や対応内容を見直し、注意するように警告が来ています。
卵子ドナーは、敗血症の疑いがあった場合、ドナーになる事はできません。
FDAからも警告が来ています。
赤ちゃんが感染した場合、死亡率は上昇します。
母子共に健康な状態でご出産されるのがゴールです。
そのためにも、米国生殖医療学会のガイドラインやFDAの規定は強化され、それ以上に私たちもサポートする必要があります。
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