Question:年少児クラスを担当しています。
個人差の大きいクラスなので、活動をするにあたって、なかなか足並みがそろいません。
どのあたりに合わせて活動をしていったらよいのでしょうか?
Advice:どんなことができるようになって欲しいかで、目標を立ててみます。
年少の平均的な発達でできるレベル、もしくは少しだけ高い目標を立てるとよいでしょう。
できることを止められるのも、できないことを無理にやるのも、どちらも負担になります。
子ども達の成長のためには、頑張ればできる目標を設定し、できたらたくさん褒めて自信とやる気を促し、さらに目標を設定するというサイクルで計画を立てます。
以下のような視点で考えてみましょう。
目標の立て方
・過去3年間ぐらいの年少児と比較してみましょう。
(昨年度の年少児は、9月ではこれくらいできていたかな)
・人数や男女比、月齢などを考慮し、クラスとしての目標を立てますが、様子をみながら、無理せず計画を修正するようにしましょう。
活動中の個人差を縮めるために
・活動の進め方を部分に分けて、部分ごとにできたら次に進むようにしてみましょう。
<ぬり絵をする>
「ここまで塗ったら、先生に見せてね。」
たくさん褒めて、達成感を味わわせましょう。ある程度待っても遅れる子には、副担が補助するようにし、役割を分けるとよいでしょう。
・同じ活動をさせても、保育者の関わり方を変えてみましょう。
Aちゃんは、自分ではさみを使える
Bちゃんは、曲線が苦手なので、保育者が手伝い、直線だけを切らせる
個人差を個性と受け止める
・何かを同時にやることも重要ですが、時間内でどこまでできるか自由にやらせてみましょう。
時間内でできたものを、みんなに披露して、拍手をもらうというのも、自信につながります。
他の子をお手本にして、いろんな色を使おうと思ったり、早くできるようになりたいと思ったりするでしょう。
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