東京北区 太極拳 VS 按とか”引”とか | 東京 護身術、中国伝統武術 掌友会のブログ (東京)

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大阪練習会の写真を見返していて思ったことを
写真をもとに按について少し書きます。


  ↑この時点で足の溜め蓄が少ないですね、でもこの後の
気遣いで大きく変わります。(まだ大丈夫!)

按(アン)です。
簡単です、押すだけです。いやいや…深いですよ…
でも、比較的 按は形になりやすい技法だと私は思っています。
太極拳の技術を使いやすく相手を傷つける事も少ない(出来ますが)技だと思います。

初歩の長勁をある程度出来るようにすれば推手競技における崩しあいでも
威力を発揮します。
按は四正の一つです、掤捋擠按が四正ですが上にも書きましたが
その中でも比較的わかり良い技法です。


まず、後ろ足が浮いてしまっています。後は目線です、
太極拳は意を目で動かしますので下を向いてしまって
は手まで下を向きます。

この場合は力(勁)を出す方向と力の出所である足に問題があります。

太極拳の言葉で言うのなら、「蓄勁」「用意」に問題があると言えるでしょう。


↑かなり良いと思います、角度もある程度できています。
推手競技だとかなりポイント高いと思います。
後ろ足が若干問題かと思います。

しかし、彼に関しては勁はあるので、その辺よりはもっと
”引”や”意”に気を使わなければ今後の上達は難しいと思われます。
そして”引”に関して少し書くと”引”は聴勁と共にあり、捨己従人の
気持ちを常に使えることで”引”がまずまず出来るようになります。
ここでいう”引”とは引進落空の”引”勁です。

太極拳の推手を練習してる方でこの”引”が出来ない方は恐らく
普通に押してしまい後発先至の機会を逃がしてしまっていると思われます。

わかりやすく言うと「押さないこと!」”引”だけど引かない、捋ではないので…
気沈丹田がしっかり出来てない人だと触られた時点で浮く可能性が
出てきます。
まあ、いろいろ書きましたが私も彼の按をまともに受けては
四正の相関で返すことは困難です、前回書いた聴勁で
出す前に方向を変えなければ吹っ飛ぶことになるでしょう。

話がそれましたが按ですが最初の最初は押してみる。
しっかり手押しでがっつり押してみましょう!

少し自分が推手が出来るようになってきたと感じたら
要求を入れて押してみる。(技の部分も入れたりね)

更に自分に厳しさを入れて行きたいのであれば、
押さないを実行してみるの良いでしょう。(この辺から段々と按だろうと
捋だろうと同じようになってきます。)

鄭○老師が本で書いている「負けに投資する」にも
通じる事になりますし、自分にもプラスになると思います。
私もよく「それは力です!」とぺしぺし手をはたかれた事を
思い出します。(それが正しかったことは十数年後にわかるのですが)

深い深い推手の世界、四両撥千斤ってできるの?力は本当にいらないの?
戦えるの?でも推手って面白よね、そうなれるようにがんばろう!

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