つぼつぼ透し彫り欄間 | 銘木屋のひとりごと

銘木屋のひとりごと

京都の老舗銘木店の経営者という観点から、日々の生活を通じた京都の老舗が守り伝えてきた衣食住にまつわる伝統的な暮らしの文化を少しでも世間にご紹介していきたいという願いで拙いブログをはじめました。

先週、インターネットを見ていただいた建具屋さんから

つぼつぼ模様の透し彫りの欄間の注文を頂戴しました。


つぼつぼとは、三千家の家紋の替え紋で、

千利休の孫 宗旦が京都の伏見稲荷を信仰していたので

伏見稲荷で初牛の日に土産物であった田宝(でんぽ)と呼ばれる

素焼きの器を紋にしたといわれているそうです。


なぜつぼつぼと言われるかというと、

小振りのものは手の中で転がすと「つぼつぼ」と音がする。

という説とか色々あるそうです。

(ブログ 京都発 ! 三十路男の独身奮闘記より)


つぼつぼ紋は、

お茶碗を始め、茶器、袱紗、風炉先屏風、ふすまの唐紙、欄間など

お茶道具や茶室・数寄屋建築の意匠にたびたび用いられる大変ポピュラーな模様です。


   銘木屋のひとりごと-つぼつぼ02


過去にも幾度もこのつぼつぼ紋の透し彫り欄間を作らせていただきましたが、

仕上って見てみると、とてもシンプルなのに、上品でお茶の雰囲気にぴったりで、

自然と心が癒されるのです。


              銘木屋のひとりごと-つぼつぼ


この欄間を注文されたオーナー様は、これからご自慢のお座敷に座られる都度、

このつぼつぼ欄間を見て心穏やかに過ごされることでしょう。