日本庭園というと、まず、どの庭を思い浮かべますか。宇治の平等院の庭園、京都の龍安寺の石庭、桂離宮の庭園などがよく挙げられますが、この三つの庭は作庭年代や作庭様式がまったく異なります。平等院庭園は平安時代末期、死後の極楽浄土を現世に再現しようとする試みから作庭されました。龍安寺石庭は室町時代に禅僧たちの「求道の庭」「悟りの庭」として取り組んで造った枯山水様式の庭です。桂離宮の庭園は桃山時代に、日本人の美意識や価値観、さらには、当時の造園技術を集大成して造った池泉廻遊式庭園です。いずれも日本を代表する名園ですが、なかでも龍安寺の石庭は、後世の庭づくりの規範となりました。この庭の特徴は、水をいっさい使わず、石組を中心とし、限りなく単純化、象徴化、抽象化した庭で、庭の内容も面積も集約化されています。このような石庭を「枯山水」と言います。※いい庭だと思う庭は優れた造園会社から生まれます。枯山水・小島・小島3・5
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