「走っちゃダメ~!」と毎日のように言っていた小学生時代。
幼稚園の頃までは走っても良かった娘。
走るの大好き。運動大好き。体を動かすことが大好きだった。
先天性心臓病で生後すぐに大手術。
心不全状態で11ヶ月で根治手術。
2歳の頃は一緒にジョギングもしてた。
主治医から「今のうちに走らせてあげてください。そのうち成長と共に走れなくなりますから。」
当時は信じられなかった。
そのうち、できないことがどんどん増えてきて不完全燃焼の日々。体力も続かなくて早退や欠席の多い中学時代。
中学2年の頃、ドラムを習いたいと。
これもかなり、負担がかかるでしょ~。でも、運動できないからそれくらいの願いは叶えてやらないと。
それから水を得た魚のように毎日毎日、練習していた。叩き始めると止まらなくて2時間、3時間も練習していたことも
それで疲れて体調崩す
それでも一言も疲れたとは言わず
ヴァン・ヘイレンのjumpを叩いたり、XJAPANの曲だったり。普通じゃ物足りなくて、ダブルキックで練習したり
楽しくて仕方なかったみたい。
大学に入って超過酷な日々を過ごし 毎日 生きて行くのが精一杯だった。地獄のような実習も乗り越えてめでたく卒業。国家試験にも合格して今は社会人。
ドラムを叩くことが減って、最近は殆ど叩かない。色々あって、心も体も疲れているみたい。
嘱託で専門職についているけれど、来年の3月で任期終了。
次は何をしようかなぁ。
私「何でも出来るよ~縛られずにやりたいことを見つけてやってみたら?」
先日、タウンワークを持って帰って
「母さん、ドラムを叩くアルバイトがあるよ行きたいなぁ。そんな仕事もあるんだね。でも、今 働いているから無理だ~、あー、めちゃくちゃ行きたいなぁ」
ちょっと下火になってドラムに対しての気持ちが無くなってるのかなぁと思ったけれど、そうじゃなかったんだ。
ちょっと嬉しかった。今はできなくてもいつか、必ず楽しく叩ける日が来るかなぁ。
ピアノの部屋に行ったら、
「今日から弾けるエレキ・ギター」
「ゼロから初めるギター超 入門」
という本があった。
いつの間にか買って、密かに練習していたみたい。ちょっとびっくり
そう言えば、ドラムを習いたいと言った頃
ギターを弾きたいと言って少し練習していたことがあったなぁ。指が届かなくて諦めたんだった。
やっぱり好きは好きなんだね
道は一つじゃないはず。
今 持っている資格は いつでも使えるし、消えて無くなるものでもなく、頑張って勝ち取った一生の宝物。いつでも戻れる。
視野を広げていろんなことに挑戦してほしいと思った
何より、ドラムへの情熱を秘めていたことに とっても嬉しかった私です