おはようございます。


少子高齢化、人口減少、死亡者数の増加。


核家族化、単家族化、独居老人の増加。


これらが、現在の日本の傾向のひとつだということは、ご存知かと思います。


そこで、きょうのテーマは、


「独身者が生前に行うべき準備は何か?」


です。



独身者が死亡した場合の相続人は、誰になるのでしょうか?


この場合には、次の順番で相続人となります。


①父母


②祖父母(父方、母方)


③曾祖父母


④兄弟姉妹


以上の順番で、最優先順位のグループの人だけが、相続人となります。


過去に婚姻歴があって、子どもがいたり、認知した子がいたりすれば、その人が相続人になります。


また、養子縁組した子どもでも同様です。


往々にして、独身者の相続人探しは、故人の戸籍を出生まで遡って調べる必要があります。


最後に、相続人になれるのは、甥・姪までですので、該当者がいなければ、法定相続人がひとりもいない、ということになります。


その場合には、特別縁故者(内縁の妻や夫、事実上の養子など)が、相続人になります。


特別縁故者もいない場合は、遺産は国庫に帰属することになるのです。


以上のことから、独身者でも、遺言書を残し、例えば遺贈の意思を書き残すことが必要であることが、お分かりいただけると思います。



それでは、きょうも良い一日をお過ごしください!