より自由に生きる | こめじるしるーむ

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誰しもが自分として在る事が一番大事。そう信じています。

 

 

自分が体験している人生を不自由に閉じ込めてしまう要素が幾つかあります。

その中でも特に体感としてリアルに感じやすいのが「過去」です。

未来と違って、過去は経験した事があるので、中々に浄化が難しい部分でもあります。

しかし、今までとは違う人生を歩もうと思ったら、必ず突破する必要が出てきます。

今日は過去を解放し、より自由な人生を歩んでいくためのお話をしようと思います。

 

 

 

* * *

 

 

未来は確かにまだ来ていないから「存在していない」と言われてもまぁわかるけど、

過去はあるだろう、だって私はそれを経験した。と感じないでしょうか。

過去は自分の記憶であり、それが幻想と言われてもいまいちピンと来ないものです。

確かに、過去を思う心は今ここに在りますが、それでも”体験”はリアルなものです。

10年前の自分がどこで何かをしていたか、なんとなくは覚えているでしょう。

写真などが残っていたら、当時の記憶が更に鮮明に蘇って来るかもしれません。

このため、過去からの影響は思っている以上に強いものとなっています。

 

トラウマ反応は、過去における体験が引き金となって起こります。

それによって自分が再び傷つかないようにとの防衛本能が働くのですが、

それによってこの痛み(トラウマ体験)が内に内にと押し込まれて行くので、

心の痛みがはっきりと自覚ができなくなり、

自分でもなぜそのような反応が出てしまうのかと戸惑う事が起こります。

自我による傷の防衛は、傷そのものを保護するような形になってしまっています。

ですからその傷がある内は、ずっとその痛みと共にあり続ける事になります。

 

トラウマだけではなく、あらゆる過去の経験が、自分を構築する領域に刻まれています。

その中には役に立つものもありますが、役に立たないものも多くあります。

私達が体験する現実の中に現れるのは、この記憶として刻まれているものです。

私達はそれを元にして創造された人生を経験するので、

より強固にそれらが真実であると思い込んでいくようになります。

この中に在る時、私たちは「過去」に囚われています。

人生の景色は変わっているように見えると思いますが、

実のところ、同じ事をぐるぐると繰り返しているのです。

 

 

看板持ち 思い込みの手放し

 

思い込みの手放しと言うものが在りますが、

その思い込みは往々にして過去に根付いています。

以前にもブログに書いたと思いますが、本当に手放すべき思い込みは、

自分自身では思い込みだと考えていないものの中にあります。

人生に悪影響を与えていたり、望みの達成を阻害している思い込みの事を、

自分自身では「真実」として把握しています。

そうある事が「当たり前」で、それが「世間の常識」と考えているものの中に、

手放す必要のある思い込みがあるという事です。

これに気付くのは早々簡単ではありませんが、方法はあります。

いくつかご紹介しましょう。

 

 

1:他人の意見を取り入れる

これが最も簡単で、ポピュラーなものではないでしょうか。

自分の考えを他人に伝えて、それを客観的に見てどう思うか意見をもらうのです。

この時、自分の考えを自分自身と同一視していると怒りや否定が生じます。

そのような同一視が起こっている思考程やっかいな「思い込み」になっているので、

怒りを感じたり、相手の意見の方が間違っていると感じるような事があったら、

その考えが自分に良くない影響を与えていると判断する事ができます。

しかし、この方法には注意点が1つあります。

意見をくれる相手もまた、その人が持つ思い込みからアナタを見ているという事です。

ですから、相談する相手はよく選ばなければなりません。

そうしなければ、余計に思い込みを強化してしまう事にもなりかねません。

可能であれば、自らが思い込みを持っている事を自覚している人に相談してください。

そのような人であれば、フラットな意見を与えてくれる可能性が高くなります。

 

 

2:自己分析

まずは自分自身が考えている事、当たり前だと信じている事を全て書き出します。

何かテーマを定めた方が良いでしょう。例えば「仕事」において、などです。

その後に、自分が経験している困っている要素を同じように書き出します。

2つの書き出しが用意できたら、それを見比べて、共通点は無いかと探してみて下さい。

自分が考えている事と、自分が経験している事には、共通点がある事に気付くでしょう。

自我は「この出来事があるからそう思っているのだ」と考えますが、実際には違います。

「この思考があるからこの出来事が起きているのだ」になっています。

このワークを真剣に行う事で、手放すべき思い込みを特定する事ができます。

 

例を上げましょう。

真実だと思っている事:仕事はしんどいものだ、お金を稼ぐのは楽ではない

現実に体験している事:仕事が辛くてやめたい、お金が思うように入ってこず辛い

 

先にも上げたように、自我は「仕事が辛い」という現実があるから

私は「仕事はしんどいものだ」という考えをもつようになった、だからそれは真実だ。

と判断しますが、思考と現実の関係性は真逆になっています。

自分が「仕事はしんどいものだ」と信じ込んでいたから、

経験の中に「仕事が辛くてやめたい」という現実が現れたのです。

このような思い込みは、自分がした経験から生じている場合もありますが、

幼い頃にみた両親の姿や社会の思想から生じているものの方が多くなっています。

親が仕事の愚痴ばかり言っていた、学校で仕事は我慢して行うものだと教えられた、

このような体験が「思い込み」になっている事は珍しくありません。

これを行う際の注意点は、自らに自我があるという事を重々に理解する事です。

自己分析は大変に便利なツールですが、時として自我の虚栄心や恐れや欲が

真実を歪めて判断し、自分にとって都合の良い答えを導き出す事があります。

また、自我はその思い込みを持つ要因となったものを責めがちです。

この責めるというループに入ると余計に思い込みが強化されるので注意が必要です。

自己分析を行う際には、あくまでも冷静に、一歩引いた視点から行うのが効果的です。

 

 

3:よい高い視点からの把握

3つ目の方法は、自らの生命そのものである「自己」の影響を受ける事です。

これをしたい時には、自分の悩んでいる事を全て紙に書きだしてください。

そして、自分を支えている大いなる力に向かって「問題の解決」を祈ってください。

”私”がする事はこれだけです。あとは”自己”の采配に任せます。

行動のプロセスとしては最も簡単ですが、最も難しく感じるかもしれません。

自我たる”私”は即座に答えが欲しいと願ったり、いつそれが解決されるのかとソワソワします。

どのような形で答えがやって来るのかと考えたり、自己に頼んだにも関わらず

相変わらずその問題解決のために何ができるのかと考える事を辞めれなかったりします。

自我は活動を好み、ジッとしている事が出来ません。

だからこそ、ジッとする事を心がけて下さい。特に心の内のお喋りを鎮めましょう。

自我が大人しくなった時に自己が現れます。その時に、解決策を受け取るのです。

自己は潜在意識や宇宙や大いなる力と呼ばれている事もあります。

しっくりくる呼び名で実践してください。それを感じられるのなら名称は何でも大丈夫です。

 

このようにして思い込みを見つけると、この段階である程度の癒しが起きています。

自分にとって厄介な思い込みを発見した時、胸から荷が下りるような感覚を覚えます。

何かが軽くなったような、そんな感覚を体感するのです。

思い込みやブロックを手放していくためのワークを実践するのも良いでしょう。

そのようにして1つ1つ手放しを行っていく事で、

少しずつ過去の柵を人生から取り除いていく事ができます。

しかし、これに関心を向けている間は、意識が過去に向いてしまっているので、

よりしっかりとした「過去からの解放」が必要です。

その内容についてのお話が、次から続く内容です。

 

 

 

 

 

看板持ち 現実に現れるもの

 

自分が経験する現実に現れるものは、かつての自分が世界に向けてはなったものです。

自分が考えた事や行動したことはいずれ自分に返ってきます

これを聞くと、以下ように考えてしまう事もあるでしょう。

 

「私は誰かを傷つける事のないように気を付けて過ごしてきたのに、

私は誰かに傷つけられてばかりだ。過去の私が誰かを傷つけたからそうなったのか?

あんなに気を使っていたのに、私のやり方は間違っているのだろうか。

どうすればいいのだろう。どうすれば、傷つかずに暮らしていけるのだろう」

 

この思考の中には、幾つか自分が傷ついてしまう要素が潜んでいます。

1つ目は「私は誰かに傷つけられてばかりだ」という思い込みです。

過去における何かしらの要因からそのように思うようになったと判断できますが、

これを真実として捉えている間は、それが現実に現れ続ける事になります。

2つ目は考え方全体から伝わってくる自責の念です。

自分に悪いところがあったから、悪い事が起きたという「裁き」を行っています。

これはスピリチュアルな事で現実を変えようとする人に起こりやすいのですが、

過去の自分に罪を見て、それを罰する意識を自らの人生に創造しています。

自分を傷つける誰かは、自分の罪を裁くために起こった現実です。

3つ目が「私のやり方は間違っている」です。

これは謙虚さではなく、自己否定です。そもそも、現実化に良し悪しは関係ないのです。

嫌な現実の創造は、何かしらの要因によってその嫌なものを意識しているから起こります。

自分を責めていると、やはり自分を責めるような現実がやってきます。

ですから、このような考えを無意識のうちに行ってしまう時には、

その解決策として「自分を許す」という癒しを行います。

今の自分、そして過去の自分を全て許すと決意するのです。

 

 

 

看板持ち 許しという解放

 

許しは難しいと感じる方もいらっしゃると思います。

ですがここでお伝えしたい許しは、自分自身に向けたものになります。

許しとは、解放を意味します。

かつての自分、そして今の自分を苦しめている様々な要素から、

自分を解放するという決断が「許し」です。

ですからこれは何も、肯定できないものを無理に肯定しろと言っているわけではありません。

肯定できないのであれば、肯定できないその心を許してください。

肯定すべきだ、などと考えずに、肯定できなくてもいいじゃないかと言ってあげて下さい。

ネガティブな現実の創造には、自身に対するネガティブな思考が多大に影響を与えています。

自分を正しく愛する事ができていないと、やはり人生からも愛を受け取りにくくなります。

 

許してください。アナタはその時々で、出来る事を懸命にやってきたのです。

時には誰かを傷つけ、失敗も経験したかもしれません。

しかしその都度、アナタはアナタに出来る事でもって、現実を生き抜いてきたのです。

その真実を受け止めて、自分を責める事をストップしましょう。

自分を許す事が出来たら、許しがたいと思っていた誰かや何かを自然と許せるようになります。

無理に許そうとしなくても、心が自然と相手への憎しみを浄化してくれるでしょう。

また「許し」とは「許可」でもあります。

自分に対して「幸せになっても良い」と言う許可は、

自分を責める心を放棄した後にやってきます。

 

過去からの解放で最も重要になるのが、この「許し」のプロセスです。

許しが起きた時に初めて、私たちはその過去から自由になる事ができます。

許しとは無理矢理な肯定ではなく、不完全なものを受け入れる慈愛によって起こります。

ですから自らの意思で、その慈愛の中に入っていってみましょう。

愛を受け取り、癒される勇気を持ってください。

 

 

 

 

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