流れに身を任せる その5 | こめじるしるーむ

こめじるしるーむ

私として生きる





前回はざっくりとした表を用いた「愛の供給」についてのお話でした。
今回も表を使いながらお話の続きを行っています。


*-*-*


私は大切でかけがえのない存在だ
という感覚は、全ての存在が生まれながらに持ち備えているものです。
でも「そんなこと無い」と教え込まれた情報を信じ込んで、その事を忘れていきます。

産まれたばかりの赤ちゃんはこの感覚を持ちながら誕生してきます。
自分に向けられている愛を遠慮なく受け取り、大好きな人たちに抵抗なく愛を表現します。
それは動物たちも一緒です。ペットはそれをとても分かりやすく教えてくれる存在です。
ペットは自分への愛を抵抗なく受け入れ、そして自分の愛を抵抗なく表現します。

彼らは「私はここに居ても良い」と信じています。
自分は大切な存在だから、大切な存在としてここで生涯を過ごすと考えています。
この感覚は、私たちが元々もっているもので、生きていくうえでとても大切なものです。

しかし、Bの流れにおいては「私はここに居ても良い」という思いを感じるために
必要不可欠な行動やプロセスが存在すると考えるようになります。
愛されたいのであれば、何らかの条件を満たす必要があると思うようになるという事です。
このことは”条件付きの愛情”と呼ばれ、特に子供の心によくない影響をもたらします。






図に書いているような【必要な事】をクリアすれば、愛を得られると考える場合、
必要な事をクリアできていない時には反射的に自分を否定しますし、
自分には愛される価値がないと考えるようになってしまいます。
自分を肯定できない時は、必ずと言っていいほど
”愛を得るためには○○が必要だ”という認識が心の中に入り込んでいます。
そしてこの感覚は子供の時に身に着けている事がほとんどなので、
何十年と繰り返し行ってきた思考の繰り返しが信念となり、
自分がそれを意図的に考えてきたという事すら分からなくなってしまいます。
つまり、それが真実であると思い込んでいるという事です。

周りが求める何らかの条件を満たさない限り愛を感じる事ができないと信じるとき、
自分が誰かを愛するためにも特有の条件が必要だと思うようになります。
そして、自分が自分を愛する為にも特有の条件を満たす必要があると考えるようになります。

愛を表現する事と、愛を受け入れる事は同じものです。
誰かの愛を受け入れる事は相手を愛する事ですし、
相手に愛を伝える事は、自分の愛を認める事でもあります。
自分を認められない、愛を得るためには条件が必要だと固く信じれば信じるほど、
純粋な愛のやり取りを行う事が困難となります。




愛は空気のようなものです。無ければ生きていけないものです。
必要とあれば欲しますし、苦しくなれば必死で求めます。

例え話をします。呼吸をする為には作業をやめなければいけないと信じている時、
呼吸が苦しくなるたびに作業の手を止めて、落ち着くまで呼吸を行う事となります。
そうなると、その人がしている作業の遂行に無駄に時間がかかってしまいます。
これを愛に置き換えて考えてみましょう。
愛を得るために自分が目的としている事をあきらめなければと信じている時、
愛が無くて寂しくなるたびに、目的から背いて、気持ちが満たされるまで周りに愛を求めます。
これを繰り返す事で、自分の目的に使う時間をどんどんと浪費していきます。

愛と聞くと人と人との間にあるものという感じがしますが、
自分を評価する、自分で自分を受け入れるという自己愛もここに該当しています。
条件を満たした時だけ自分を愛しても良いと考えている時、
自分は愛される価値があるという安堵感を得るためだけの行動を行う事となります。

空気を吸うために誰かの承諾が必要ないように、愛を得るのにも承諾や条件は必要ありません。
存在を重視するAの流れ…つまり”元来あるべき流れの状態”では、
ここにいるだけで愛されている、必要とされているという認識が当然のものとなります。
動物を見ていると、それがどういうことなのか分かりやすくなります。


私のガイドが繰り返し行ってくれるたとえに、
条件をこなさなければ愛してもらえない、愛する事が出来ないという認識は
虐待を受けて周りを恐れ、小屋から出てこなくなった犬と同じ状態であるというものがあります。
無条件に愛されているのが当然の存在が、その権利をはく奪されることは
私たちが認識している以上に心にダメージをもたらすものです。
人間は「そういう風に生きる事が当然だ」と教え込まれたら、
自らの意思で思考を変更させ、そのように生きていく為の術を身に着けます。
ですが動物たちは違います。彼らは傷を傷としてそのまま表現しています。
また、どれだけ”不自然な状態で生きる術”を身に着けたとしても
ダメージを受けている事実は変わりません。
表面的には普通でも、心の中で、自分を守るために過度な恐れを抱く事となってしまいます。

無条件に愛されていない状態は、存在にとって非常に不自然な状態です。
この不自然な状態に自分を合わせようとするのではなく、
本来あるべき安心感を取り戻すと意図する事が第一歩と語られています。

この一歩を踏み出す決意をし、自分の人生を変えていこうと思った時にも
”流れ”がとても強い影響をもたらす事になります。




ばんざいつづく…





**************************************

宝石紫 KOMEJIRUSI *ROOM ←ショップはこちらから音譜
りんーご 無料でリーディング
やあ よかったらプチっと応援宜しくお願いします↓↓↓


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ   

人気ブログランキング  ブログ村 哲学・思想ブログ   FC2 Blog Ranking   



りんーご星ありがとう星やあ