【298】青春 | 道化師の休息

道化師の休息

想いの記録集


あるレッスン場では、シルバー世代の人たちが芝居の稽古で汗を流していました。

近々発表会があるとの事です。

演出家は笑顔で接しながらも、時折ダメ出しの口調は強くなったり…。

演出家より年上である出演者たちは、素直に返事をしながら真面目に取り組んでいます。

苦難の時代を体験し、長年の仕事も退き、これからの人生を芝居で楽しんでみたいのかもしれません。

熱気に包まれた中、その貪欲な姿は魅力的でした。

年齢を超えた輝きがありました。


「青春とは人生のある期間ではなく、心の持ち方をいう。………
たくましい意志、豊かな想像力、炎える情熱をさす。………
時には20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。年を重ねただけでは人は老いない。理想を失う時、初めて老いる。………」
(サムエル・ウルマン「青春」より)


きっと素敵な本番を迎えられる事でしょう。


『人生という表現活動』


ところで日本で使われている「シルバー世代」という言葉は、米国では「オパール世代」と表現しているそうです。

七色に光り輝く宝石という意味でしょう。

オパールの方がいいなぁ…☆


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