ご訪問ありがとうございます。
声が出づらい、呼吸がしづらい、
声の不調でお医者さんに行ったけど、
原因がわからないままである、などなど。
声のことなら何でも相談ください。
声のドクター®江頭幸宏です。
赤ちゃん退院しました。
という事後報告のブログです。
僕と同じ誕生日、
2月3日に生まれた5人目の子ども。
（しかもこの日は一粒万倍日でした。）
23:41に無事に出産。
しかし、、、、
その翌日には、
緊急搬送されてしまいました。
たまたま循環器科の先生が、
週に1回の回診で産婦人科に来てくださっていたのですが、
心音に雑音がする、、、とのことで、
念のため、神戸空港の方のこども病院に行きましょうとなりました。
生まれてほぼ抱っこも出来ぬまま、
母と子は離されてしまったのです
。
僕も2月4日から仕事、母親業、お見舞い、に備えていたのですが、
まさかの緊急搬送&入院となり、
急遽、子ども病院まで手続きに行かねばならなくなりました。
（家から車で片道45分）
入院時、赤ちゃんの名前は決まっていたものの、
漢字が決まっておらず、
江頭ベビーで入院。
義母がヘルプに来てくださるまでの4日間は、
記憶が飛ぶくらいのめまぐるしさで日が経ち、
妻が2月7日に退院。
以後、妻は毎日お見舞い&母乳を届けに、
僕は2日に1回お見舞いに行くという生活が始まりました。
あ、赤ちゃんは心室中隔欠損症という状態で、
100人に1人くらいの割合でなるそうです。
今日は私事ではあるのですが、
呼吸とも深く関わる内容だったので、
あえてお届けしようと思いました。
さて、心室中隔欠損症ですが、
心臓の病気です。
お医者さんに説明を受け、
改めて人間の体のすごさを実感したので、
今日は受け売りですが解説させてください。
ご存知、心臓には4つの部屋があります。
右心房→右心室→左心房→左心室です。
僕たち大人は右心室と左心室がピタッと閉じているそうです。
赤ちゃんは、
お母さんのお腹の中では、
右心室と左心室の間がピタッと閉じていないらしく、
空いているそうです。
で、赤ちゃんが生まれてくる時には右心室と左心室の間が、
ピタッと閉じて生まれてくるようなのですが、
100人に1人ほどは、
完全に閉じずに生まれて来てしまうようなのです。
3ミリ程度なら、
自然に閉じる可能性が高く、
1センチとかだと、
即手術が必要になるようです。
江頭ベビーは穴が4ミリ程度という感じで、
経過を観察する必要があるということで入院でした。
では、
どういう問題が起こりうるのか？
解説します。
全身を巡った血液は、
炭酸ガスを多く含み、
①の大静脈より、
②右心房、右心室に戻って来ます。
その後、肺動脈より、
③の肺へ血液が送られ、
肺で炭酸ガスから酸素に交換されるようなのです。
そして④の肺静脈より、
酸素をたっぷり含んだ血液が戻り、
⑤の左心室より大動脈へ流れ、
全身へ血液が巡ります。
ここで呼吸の大切さについてです。
血液が全身の隅々まで巡らない呼吸をしていると、
炭酸ガスを含む血液が酸素を含む血液に変換されません。
血液が全身の隅々まで巡らない呼吸というのは、
冷え性や末端冷え性などの症状を生みます。
すると、
血液の質が悪くなってしまうのです。
というわけで、
呼吸を深くするということは
そのまま生命力へと繋がるわけです。
さて、話を戻します。
右心室と左心室の間に4ミリ程度の穴が空いているベビー。
何が問題なのかと言うと、
左心室から全身に送られるポンプの方がエネルギーが強いので、
血液が右心室に余計に行ってしまい、
肺に血液が溜まりやすくなってしまうそうなのです。
すると、
呼吸がしづらくなってしまうそうなのです。
（程度の差はある。）
呼吸がしづらくなることで、
母乳をちゃんと飲めなかったり、
体重が増えなかったり、
すぐ疲れてしまったりするそうなのです。
普通は出産後、
体重はいったん落ちるのですが、
ベビーは体重が思うように落ちず、
むしろ増えてしまいました。
そこで1週間は利尿剤で、
おしっこを誘導し、
経過観察しました。
入院後、無事3日ほどで体重も落ち、
状態も良かったので、
2月10日頃より利尿剤を使わず、
経過観察になりました。
そして昨日、
2月12日のお見舞いで、
元気で問題ないということで、
無事に退院できました。
ここからは2週間から1ヶ月に1回の通院で、
様子を見ます。
急変するとか、
そういう心配はないようです。
親の発声を真似するように、
親の呼吸をベビーも無意識に真似するので、
深い呼吸を心がけ、
自然治癒を目指します。
と言うわけで、
今日は私事になりましたが、
呼吸の奥深さ、生命力へのつながりの一助になれば、
と思います。
そしてベビー（宏飛）の、
自然治癒を願ってくださると、
嬉しいです。
今日も、
ご訪問ありがとうございました。
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自分の声から、
自分と向き合う。
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