声を健康にすると超健康になる
国立病院機構
東京医療センターの、
角田晃一医学博士の本を読みました。
時代的にも、目に見えるものだけでなく、
目に見えないものの大切さへの認識も高まってきたので、
本屋で声の本が増えてきていた嬉しい限りです。
また、いくら実践と経験を重ねているとはいえ、
知識や技術に終わりはありませんので、
僕自身も日々、最新の情報を仕入れようと思ってアンテナを張っています。
個人的な推察ですが、
この本の対象者は、
60歳以上を想定されているのかな?と思いました。
病気のサインは声が教えてくれる、
声をキレイにすると病気が逃げ出す、
と言った医学博士ならではの切り口で展開されてゆきます。
中でもとても勉強になったのが、
鼻に関して、です。
口呼吸より鼻呼吸が良いのは、
もちろん知っていたわけですが、
もっと鼻は奥が深かったのです。
ちょうど先日、福岡の北九州の小倉でお会いした、
岩崎佳子さんとの談義でも出てきてはいたのですが、
鼻と声、密接な関係があるのですねぇ。
この本によると、
鼻は「警報機」であり、「エアコン」であり、
「加湿器」であり、「空気清浄機」なのです。
1つ1つ見てみましょう。
1、鼻は警報機
これは声とは直接関係ありませんが、
異臭をいち早くキャッチすることで、
危険から生命を守ってくれます。
2、鼻はエアコン
エアコンは外気の温度に関係なく、
夏の暑い日には涼しい快適な空間を提供してくれ、
冬の寒い日には暖かい快適な空間を提供してくれます。
エアコンがあることにより、
外気の温度に関係なく、
室内は一定の温度が保たれるわけです。
同じことが鼻にも言えるそうです。
鼻を通じて外気を取り込むと、
鼻粘膜がラジエーターのような働きをし、
外からの冷たい空気を体温に近い温度まで温めてくれるそうなんです。
一方で口呼吸の人は、
そのまま外気の冷たい空気を吸ってしまうので、
喉には悪影響となります。
3、鼻は加湿器
喉の天敵は、
乾燥です。
秋の時期は、
燥邪(そうじゃ)と言って、
特に乾燥の強い季節。
喉のケアにも一段と敏感さが必要です。
鼻呼吸だと鼻の粘膜が、
乾いた空気に適度な湿度を与えてくれます。
そのため、湿度を保持した空気を吸い込むことができます。
ところが、
口呼吸だと乾いた空気をそのまま吸い込むことになるので、
喉にはダメージ大となるわけです。
4、鼻は空気清浄機
口呼吸だとウイルスや雑菌をそのまま取り込むことになりますが、
鼻呼吸だと鼻の粘膜や鼻毛などが誇りや雑菌を除去してくれ、
除去された空気が届くようになるのです。
以上のことから、
口呼吸より鼻呼吸が良いのは、
皆さん周知のことだと思いますが、
鼻の状態(鼻づまり、副鼻腔炎、口呼吸)を改善することで、
喉を守り、結果、声を守ることにも繋がるわけです。
というわけで、
秋の季節、
乾燥が喉には大敵な時期になります。
口呼吸の人は、
鼻呼吸になるよう習慣をつけましょう。
何らかの不具合で鼻呼吸ができない人は、
症状を改善するよう専門医などに診てもらいましょう。
ちなみに私ごとですが、
7年前まで慢性鼻炎で、
口呼吸の人間でしたが、
食生活を変えて慢性鼻炎を克服しました。
こちらは個人の体験なので、
全ての人に当てはまるわけではないものの、
何かしら役に立つと思いますので、
こちらに載せておきます。
今日もご訪問ありがとうございました。
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(話し声、歌声どちらも対応しています。)
この機会に、
自分の呼吸と発声を見つめ直してみませんか?
ご訪問ありがとうございました!